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「ポスト真実」と対テロ戦争報道
本体2,800円+税
ISBN 9784750346793
判型・ページ数 4-6・288ページ
出版年月日 2018/05/05

「ポスト真実」と対テロ戦争報道

メディアの日米同盟を検証する

米国でトランプ政権が誕生し、「ポスト真実」時代に突入する中、日本では安倍政権が米国との軍事的一体化を進めようとしている。本書は、主に9・11以降の日本、アメリカ、そして世界の対テロ戦争報道を検証し、メディアの役割を問い直すものである。
 はじめに

第1章 「正義の戦争」を支持
 報道による真実の隠ぺい
 ジャーナリズムの原則
 「文明」対「非文明」の虚構
 「歴史的瞬間」の現場
 アラブ世界の日本観急変

第2章 国家の論理と市民の論理
 人質事件の争点すりかえ
 「テロリスト」の素顔
 虐殺は「正しい」と米大統領
 さまざまな国際世論の広がり

第3章 人道復興支援「成功」の代償
 大手メディア、自衛隊取材を放棄
 “大本営発表”が伝えないサマワの声
 失われた“もうひとつの国益”と報道の自由
 「国際貢献」翼賛報道のゆくえ

第4章 なぜ「不義の戦争」と言えないのか
 基本的疑問に答えぬ検証報道
 イラク侵攻の本当の狙いとは
 日本の戦争責任と米国の占領政策
 アジアの「反日」と「親日」のはざま

第5章 自立的な戦争と平和報道をめざして
 「平和国家日本」の実像
 ベトナム戦争報道の先駆性
 過去と対決するドイツのメディア
 「人間の目」で世界を見る

 参考文献
 あとがき

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