2009年10月27日00時14分掲載  無料記事
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橋本勝の21世紀風刺絵日記

142回 世界平和のために戦うオバマ大統領の盾と矛

ノーベル平和賞という不思議な賞がある 
世界の平和のために貢献したものに与えられる大変名誉ある賞で 
あのマンデラさんみたいに、確かにこの人ならと納得できる場合もあるが 
あの佐藤栄作元首相のようにエーッなんでこの人がと 
思うような人が受賞することも多い 
平和という国際政治が絡むことなので価値評価が 
とても厄介なものだからということもあるだろう 
さて今回のオバマ米大統領はどうだろう 
やはり当然というより意外という声のほうが強い 
まだこれといった成果もあげていないのにというのが代表的であろう 
いやプラハでの核廃絶宣言、これは核大国のトップの発言としては 
高く評価すべきで、核のない世界への希望をもたらしたということで 
まさにノーベル平和賞!!という人もいるだろう 
それにオバマがアメリカには核兵器を初めて使用した道義的責任が 
あると発言したことに感心している人も多い 
それにしてもオバマのこの受賞には 
前大統領のブッシュがあまりに酷すぎたということも 
多分に影響していると思う 
さしずめノーベル戦争賞というのがあれば 
ブッシュは文句なしに受賞していただろう 
うがった見方として超軍事大国のトップに 
あのブッシュのような戦争政策はとってもらいたくないと 
オバマ大統領にノーベル平和賞という権威の「盾」をあたえることで 
彼を応援しようというヨーロッパ側の意図をみるというのもある 
当たっていなくもないだろう、つまり米大統領というのは 
米軍最高司令官でもあるのだ 
核抑止力こそがアメリカの、そして世界の平和と安全を 
守っているのという方針をこれからも維持し続ける 
米軍の最高司令官としてオバマは 
核という「矛」を手放しはしないだろう 
このオバマの矛(戦争)盾(平和)を、彼はいかに解き明かすのであろうか。 


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