2004年05月12日10時37分掲載  無料記事
http://www.nikkanberita.com/print.cgi?id=200405121037493

イラク戦争後、世界のテロかえって増加 加首相

【モントリール11日=藤田順子】カナダのマーティン首相はイラク戦争後、世界のテロはかえって増加したと述べ、ブッシュ米大統領の政策を批判した。マーティン首相が10日、モントリオールでの講演の際、質問に答えたもので、11日付のグローバル・アンド・メール紙が伝えた。 
 
同首相は「サダム・フセインが(テロの)問題に関与していたことに疑いない。しかし、2、3年前と比べて、今日の方がテロリズム問題は深刻になっている」と述べた。 
 
「核の拡散があり、サダム・フセインが持っていた兵器がどこにあるかはわかっていない。テロリストはそれらを手に入れることが可能になっている」と述べ、崩壊した国や核拡散は西側に持続的な脅威を与えるという認識を示した。 


Copyright (C) Berita unless otherwise noted.
  • 日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
  • 印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。