2004年05月14日04時34分掲載  無料記事
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性的虐待のブラウン被告が獄中自殺

 【ディリ13日=和田等】インドネシアのバリ島で少年2人を性的に虐待したとして禁固13年の判決を受けたオーストラリアの元外交官、ウィリアム・ブラウン被告(52)が判決翌日の12日、刑務所の独房で首吊り自殺した。弁護士によると、同被告は、判決の厳しさに衝撃を受けていたという。また、被告が、判決前日の10日に手紙を書き、この中で、性的虐待に関するメディアの報道を批判していたことを明らかにした。ダウナー外相は、自殺は痛ましいと述べたが、量刑は相当との考えを示した。 
 
 一方、オーストラリアのAAP通信によると、ダウナー外相はブラウン被告が外務省を解雇された経緯に関して「オーストラリアの援助機関・国際開発庁の先駆け的存在として在ジャカルタ・オーストラリア大使館に勤務していたが、1984年に同被告が公然と同性愛行為を行なっていたことにオーストラリア大使が気づいたため解雇を言い渡した」と説明した。 


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