2005年06月30日10時27分掲載  無料記事
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根津教諭の「君が代」拒否

君が代起立にNO! 根津教諭の「停職『出勤』報告」(4)

 入学式で君が代斉唱のとき起立しなかったとして、東京都教育委員会から5月27日に一ヶ月の停職処分を受けた根津公子教諭(54)=立川二中=は、停職後連日のように勤め先の校門前に出向いて不当処分の取り消しを訴えながら、生徒や道行く人たちとこの問題について話し合っている。同教諭が関係者に送っている「停職『出勤』報告」を読み、みんなで彼女の問題提起を考えてみたい。(ベリタ通信) 
 
 根津公子です。 
 停職解除の今日6月28日、出勤しました。子どものころ、長い休みのあと友達に会えることでのわくわくした気持ちと、さあがんばるぞという気持ちに似た気持ちでの出勤でした。廊下で会う生徒の多くがただの挨拶だけでなく、「先生がんばって!」「お帰りなさい」「おめでとう」「今日から授業してくれるよね?」と一緒に喜んでくれ、迎えてくれました。 
 
 午前中は選択調理の授業だったので、楽しく気楽に、午後は35℃を超えるだろう教室(被服室)で合成洗剤の毒性の授業。ここに入ったところで1ヶ月間中断しての再開でしたが、ブランクがあったとは思えないスムーズな始まり。暑さにめげず、みんな集中している。いや、私に協力してあげようと思ったのかも。優しい生徒たちです。 
 
 1ヶ月間気に留め、お力を貸してくださった皆様、ありがとうございました。 


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