2005年07月11日14時17分掲載  無料記事
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ドリアンが大豊作で格安に 果物の王様

【クアラルンプール11日=和田等】とげとげの硬い皮の中から発散する強烈なにおいから、好き嫌いがはっきり分かれる「果物の王様」ともいわれるドリアン。日本ではまだ高級果物扱いだが、天候に恵まれたこともあり、大豊作となったマレーシアのドリアンが例年にない安い価格で出回り、ドリアン好きを喜ばせている。 
 
 同国南部のジョホール・バルでは、1キロ33セント(10円相当)のドリアンが登場。店によっては、かごを用意して、客に好きなドリアンを選んでもらい、かごに詰められるだけ詰めさせて「ひとかご20リンギット(600円弱)」で商売しているところもある。シンガポールの英字紙ニュー・ペーパーが伝えた。 
 
 この「ひとかご20リンギット」の商売をしている商人らによると、1日に100かごは売れるというから、なかなかうまい販売方法だと地元で評判になっている。100かごの売上高は2000リンギット(6万円弱)となり、売上高だけでみると、マレーシア人の平均月給額を上回る額を1日で確保できるからだ。 
 
 また、シンガポールと目と鼻の先にあるジョホール・バルには週末ともなると、シンガポールから物価の安い同地に買い物客が殺到するが、ドリアンが買い物リストのひとつに加わることは間違いない。 


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