2005年08月24日23時41分掲載  無料記事
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虚偽の情報をメールで流し起訴 マレーシア 

 【クアラルンプール24日=和田等】携帯電話のメールを通じて「爆弾が仕掛けられた」と虚偽の情報を広げたとして、男が22日、マレーシアのペナン地裁に起訴され、被告は法廷で罪状を認めた。地元英字紙スターが伝えた。 
 
 起訴されたのはインドネシア・スマトラ島北部メダン出身のセールスマン、クルニアワン被告(23)。SMS(ショート・メッセージ・システム)を通じ、今月、2回にわたって、「爆弾が仕掛けられた」と虚偽の情報を流した。 
 
 同被告は1万リンギット(30万円)の保釈金を納め、マレーシア人の保証人をつけること、パスポートを提出することを条件に保釈が認められた。判決は10月5日に言い渡される。 
 
 マレーシアではさきごろ、SMSを通じて根も葉もない噂を流す風潮が広がっていることなどから、プリペイド方式の携帯電話の利用者の登録が義務づけることを政府が決定。9月からペナン州とマラッカ州を皮切りに利用者の登録を始め、年末までに全国で登録を実施することになった。 
 
 マレーシアで人気ナンバー1の女性歌手、シティ・ヌルハリザをひぼう中傷するSMSを流したとして今年、ベテラン女性シンガーが名誉棄損の罪で起訴されている。 
 
 マレーシアの携帯電話加入者数は、人口の60%にあたる約1600万人で、そのほとんどがプリペイド式携帯電話の利用者。 


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