2005年09月03日00時40分掲載  無料記事
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シンガポールで新聞広告支出伸びる

【クアラルンプール2日=和田等】国際的なメディア調査会社、ニールセン・メディア・リサーチの調べによれば、今年1〜6月の上半期のシンガポール国内の広告支出全体に占める新聞広告の比率が39.6%を記録し、テレビ広告の比率39.1%を上回った。前年同期比で比較すると、新聞広告支出の伸び率は2.0%で、テレビ広告支出はマイナス4.8%と前年比割れとなった。英字紙ニュー・ストレーツ・タイムズが報じた。 
 
 シンガポールでは昨年と一昨年にテレビ広告が新聞広告を支出高で上回ったが、ニールセンは、同国では常に新聞広告が業界をリードしており、昨年と一昨年はむしろ例外だったと説明している。 
 
 2003年の広告支出では41%がテレビ広告に対する支出で、39%が新聞広告に対する支出だった。2004年には市場シェアの差はさらに広がり、それぞれ44%と36%となった。 
 
 しかし今年は、地元テレビ局のチャンネルiが廃業したこともあり、テレビ広告のシェアが下がり、今年上半期の広告売上げも3億4870万シンガポールドル(約234億円)に落ち込んだ。一方、今年上半期の新聞の広告支出は3億5310万シンガポールドル(約236億円)。無料紙ストリーツ廃刊の影響はほとんど出なかった。 


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