2006年04月01日02時07分掲載  無料記事
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オーストリアは「カンガルー国家でない」  誤解にいら立ち観光局がキャンペーン開始

  オーストリア観光局のゲルハルド・ラウダ局長は1日、日本人観光客らがオーストリアとオーストラリアを混同、ウィーン市内などでカンガルーの居場所をたずねる例があまりに多いため、「オーストリアにカンガルーはいない」ことを訴える主に日本人向けのキャンペーンを開始すると発表した。 
 
 同観光局が昨年行った調査によると、日本人観光客の実に約3割がオーストラリアと同様、オーストリアにもカンガルーがいると勘違いしていた。ラウダ局長は「わが国は長い歴史のある欧州においても由緒のある国。これ以上『カンガルー国家』と間違われては、国家のアイデンティティーにかかわる。今後は観光キャンペーンでカンガルーがいないことを全面に押しだし、オーストラリアとの差別化をはかりたい」と語った。 
 
 既にウィーン市内では「オーストリアにはカンガルーはいない」と英文で書いたTシャツを売っている土産物店もあるが、Tシャツにカンガルーの絵があることがかえって誤解を生み、「やっぱりカンガルーがいるんじゃないか」とツアー・ガイドなどに食い下がる日本人観光客が多かった。このため観光局では、英語だけでなく日本語版のTシャツを売り出す考えだという。 
 
 また、同観光局の調査によると、オーストリアの首都がシドニーだと思っている日本人観光客の数も約2割になっていることが分かったことから、Tシャツの日本語版には「首都がシドニーでないオーストリアにはカンガルーはいない」とのコピーを付けることも検討している。なお、オーストラリアの首都はシドニーでなくキャンベラで、オーストリアの首都はウィーン。(ベリタフール通信) 


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