2006年05月31日10時59分掲載  無料記事
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マレーシアの富は華人が独占 フォーブス誌が調査

【クアラルンプール31日=和田等】米国の経済誌フォーブスのアジア版が初めてまとめたマレーシアの富豪リストによれば、上位40人の合計資産額は260億ドル(約2兆8600億円)で、うち82%は9人が占めていることが分かった。一方、リストに載った資産額1億ドル(約110億円)以下の「小資産家」12人の合計資産額は6500万ドル(約71億5000万円)で、トップに立ったロバート・クオ氏の資産の1%強にすぎず、資産家の中でもかなりの寡占化が進んでいるようだ。富豪リストは同誌6月5日付号に掲載された。 
 
 富豪リストのトップに立ったロバート・クオ氏(83)は「砂糖王」として知られ、推定資産額は56億ドル(約6160億円)相当とされている。上位5人のリストは以下の通り。なお、上位10人のうち8人が華人で、華人がいかにマレーシア経済を牛耳っているかがうかがえる。 
 
順位   名前      資産額(ドル)    関連事業(企業) 
1.ロバート・クオ     56億   クオ・グループ 
2.アナンダ・クリシュナン 46億  不動産、ゲーム、石油取引 
3.テー・ホンピオウ    21億   パブリック・バンク 
4.リー・シンチェン    20.5億  IOIグループ(パーム椰子農園、不   動産開発事業など) 
5.クエ・レンベン      20億   ホンリョン・バンク 


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