2006年10月22日18時17分掲載  無料記事
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タイでアルコール広告を全面禁止へ

  【クアラルンプール22日=和田等】9月19日のクーデター後に発足したスラユット政権は、アルコール飲料の広告禁止などを織り込んだ新法を導入する予定だ。飲酒運転に対して厳しい罰則を科す規定が盛り込まれている。 
 
 タイでは「マオマイカップ(飲んだら乗るな)財団」などによる飲酒運転の防止運動から始まった反飲酒キャンペーンが次第に先鋭化し、タイ社会に飲酒を反社会的行為とする共通認識ができつつある。 
 
 昨年には酒造最大手のタイ・ビバレッジ社がタイ証券取引所に上場しようとしたところ、反対運動が沸き起こり、証券当局が同社の上場認可を認めなかったこともある。 
 
 一方、タイ広告協会のウィタワット会長によれば、すべてのメディアに対するアルコール飲料の広告掲載の全面的に禁止により、それによる広告収益の減少は年間、20億バーツ(約60億円)になる見込みという。 


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