2006年11月29日04時55分掲載  無料記事
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比で遺伝子組み換えの米国産のコメが流通

  【マニラ新聞特約28日】環境保護団体、グリーンピースは二十八日、ケソン市で記者会見を行い、比人向けの販売が認可されていない米バイエル社の遺伝子組み換え(GM)米、LLライス601(LL601)を含む食用米が、比各地のシューマート(SM)やロビンソン、ショップワイズなどのスーパーマーケットで販売されていると明らかにした。 
 
 同団体によると、LL601が含まれる商品名は「Uncle Sam Texas Long Grain Rice」。値段は約十キロ三百七十ペソで売られているという。米国産LL601は、欧州連合(EU)、ロシア、日本などは輸入規制をしているという。 
 
 グリーンピース東南アジア事務局のオカンポ遺伝子組み換え食品担当は、今月七日、日本の民間企業に同GM米のサンプルを送り、検査の結果、LL601を含んでいることがわかったという。同担当は、「政府は国民への警告、市場から米国産の米、米製品の回収を行うべきだ」とし、米国産米の安全性が確認されるまで輸入を禁止すべきだと強調した。 
 
 日本の国立医薬品衛星研究所によると、LL601は、除草剤への耐性を持たせたGM米。 


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