2006年11月30日16時38分掲載  無料記事
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外国人のホテル支配人に暴行 インドネシア・メダンの泥酔警官

  【星日報特約30日】1998年のスハルト政権崩壊後、インドネシアは「レフォルマシ(改革)」と呼ぶ民主化に着手、その一環として国家警察を国軍から分離するなどの機構改革を進めている中、警察官が旧態依然とした強圧的な行動で民間人を暴行、負傷させている実態が分かった。 
 
 シンガポールの英字紙ニュー・ペーパーがこのほど伝えたところによれば、同国から飛行機で約1時間の距離にあるインドネシア・スマトラ島最大の都市メダンで11月20日朝、高級ホテルのエメラルドガーデン・インターナショナルホテル(客室総数148室)の支配人でシンガポール人のジム・シアさん(48)は、従業員からカラオケ・ラウンジで銃声を聞いたとの報告を受けて、同ラウンジに急行した。 
 
 ラウンジにいたのは地元警官10人で、このうち数人が入ってきたシアさんにいきなり暴行を加えた上で拳銃を突きつけ、さらに銃底で殴るなどしたという。警察官たちは酔っぱらっていたという。 
 
 騒ぎを知って駆けつけた別の警察官が、必死の思いで逃げ出してきたシアさんを見つけ、メダン市内のグレンイーグルス病院に搬送した。シアさんは全身血だらけのけがを負っていたという。 
 
 シアさんは同紙とのインタビューで「死ぬかと思いました」と、暴行を受けた当時の恐怖を語っていた。 
 
 メダンの地元メディアによると、警官らは酒代の支払いを拒否、シアさんに暴行したのは警官10人のうち3人で、1人が拳銃を持っていたという。 
 
 また、地元テレビ局は監視カメラに映っていた激しい暴行の模様を放映した。 


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