2007年02月12日13時45分掲載  無料記事
http://www.nikkanberita.com/print.cgi?id=200702121345171

華人歌手がマレー語のアルバムを発売

  【クアラルンプール12日=和田等】多民族社会のマレーシアで、華人の歌手がこのほど、マレー語で歌ったアルバム曲を発売。民族間の垣根を越える試みだと話題を集めている。 
 
 地元紙スターによると、歌手は新進気鋭のカレン・コン(22)で、マレー語によるデビュー・アルバム「ムラカン」(「始まり」の意)を発表した。 
 
 カレンは「私は小さいときからマレー語の歌を歌うことが好きだった。マレー語による歌を集めたアルバムを出すことが、これまでずっと抱いてきた私の夢だった」と話す。 
 
 デビュー・アルバムの発表に立ち会ったウォン・カンフーン副文化・芸術・遺跡相は、「この試みは進歩的で団結するマレーシア国民の構築に向けてひとつのよい貢献を果たすことになる。また音楽業界が民族間の区別をしないことを示す好例にもなる」と賞賛した。 
 
 現在、トゥンク・アブドゥル・ラーマン大学で学ぶカレンは、大学のタレント発掘イベントで優勝したことからレコード会社プロディジー・メディアのフレッド・チョン・ディレクターに見出された。 


Copyright (C) Berita unless otherwise noted.
  • 日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
  • 印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。