2007年02月12日14時23分掲載  無料記事
http://www.nikkanberita.com/print.cgi?id=200702121423061

小国シンガポールに隣国が反発

  【星日報特約12日】英国の経済誌「エコノミスト」が最新号の中で、「嫌われ者の富裕な小国」と題して東南アジアでシンガポールが置かれている現状についてコメントした。マレーシアの華字紙・星洲日報が伝えた。 
 
 エコノミストは「一部の東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国は、自国より小さいのに富裕なシンガポールが鼻持ちならないでいる」と述べ、「いつもシンガポールいじめの理由を探しているかのようだ」と指摘している。 
 
 またクーデターで追放されたタイのタクシン前首相が私的にシンガポールを訪れ、ジャヤクマール副首相と食事したことに、タイ政府が腹を立てたことにも言及。 
 
 さらにタイの陸軍司令官が、「携帯電話会社がシンガポール政府系企業に買収されたので、軍隊の会話がシンガポールに盗聴されている」と高校生の集会で発言したとも伝えている。 
 
 このほか、「インドネシアは、国家安全と環境の保護のためと称して、先頃、砂の対シンガポール輸出を禁止した。マレーシアは南部で起きた大洪水をシンガポールの近海の埋め立てのせいにして非難した」と述べている。 


Copyright (C) Berita unless otherwise noted.
  • 日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
  • 印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。