2007年02月14日13時05分掲載  無料記事
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マレー人商業会議所、ドバイに販促センター開設へ ハラル製品を販促

 【クアラルンプール14日=和田等】マレー人商業会議所がアラブ首長国連邦のドバイにマレーシア産ハラル製品(イスラム教徒用の食品など)の販売促進を目的としたマーケティング・センターを開設、ハラル製品輸出拡大の方針を打ち出している。「マレーシア・マート」と命名されたこのセンターは、マレーシアのハラル製品中小メーカーの小売り・卸売り店舗としての役割を果たす。ニューストレーツ・タイムスが報じた。 
 
 センターは3月の開業を目標に準備が進められている。ドバイのラムシー・プラザにある、面積30万平方フィート(約9万平方メートル)のこのセンターには、問い合わせに対応するビジネス・センターやマレーシア料理をPRする目的でカフェも併設する。現在、センター出品予定の企業は100社以上あり、食品から化粧品まで400種類以上のハラル製品を展示・販売する。 
 
 なお、現在の全世界のハラル製品の年間取引額は2000億ドル(約24兆円)相当だが、毎年1500億ドル(約18兆円)相当のハラル製品がドバイを通じて世界に流通している。 
 
 マレー人商工会議所はセンター設置によって、マレーシア産ハラル製品を5年以内に100億ドル(約1兆2000億円)相当輸出することを目指している 


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