2007年05月03日08時39分掲載  無料記事
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サウジアラビアで美ラクダ・コンテスト 賞金は3千万円相当

 かつては砂漠の通行、輸送用に幅広く使われてきたアラビア半島のラクダは今やトラックで輸送される動物となり、食肉用とレース用に用途が限定されるようになって久しい。こんな中、サウジアラビアで美ラクダ・コンテストが拓かれ、石油大国だけに入賞すると3千万円相当の値がつくという。4月27日付のミドル・イースト・オンラインが報じた。(斉藤力二朗) 
 
 サウジアラビアのカハターン族は「若い娘」らの脚の長さや目の大きさ、身体の優美さを競うコンテストを行なっている。ただし、これはラクダの話。 
 
 同国西部の各地に居住するカハターン族はこのほど、メス、オスを問わず「一番美しいラクダ」を決めるショーへの参加者を募った。 
 
 このコンテストは、駱駝を砂漠における生活の象徴の一つと考える遊牧民の文化に基づくものだが、商業的な要素もある。つまり、コンテストで入賞したラクダは100万リヤル(1リヤルは約30円)以上の値で売られることもあるのだ。 
 
 コンテストのウェブ・サイトを主催するワリード・カハターニー氏は「レバノンにはミス・レバノンがいるが、我々には『ミスラクダ』がいる」とおどけて語った。 


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