2007年05月15日21時11分掲載  無料記事
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マレーシアとシンガポールで08年以降F1開催決定 

 【クアラルンプール15日=和田等】東南アジア諸国では初めて、アジアでは日本に次いでマレーシアがフォーミュラ・ワン(F1)誘致に成功したが、シンガポールも2008年から15年までマレーシアに次いで開催権を獲得した。東南アジアでの開催地が増えることで、F1ファン層拡大への期待が高まっている。 
 
 地元各紙によれば、シンガポールのS・イスワラン通産相は11日、記者会見を開き、F1シンガポールGP(グランプリ)の開催決定を正式に発表した。会見にはシンガポールの実業家でホテル・プロパティーズ社のオーナー、オン・ベンセン氏、シンガポール政府観光局(STB)のリム・ネオチアン最高経営責任者(CEO)が同席した。 
 
 F1シンガポールGPは、フォーミュラ・ワン(F1)マネジメントのトップ、バーニー・エクセルトン氏とオン・ベンセン氏のパートナーシップで開催される。開催契約は2008年から5年で、夜間レースとなる公算が大。 
 
 2008年は9月か10月はじめの開催になる予定。レースのルートはマリーナベイ地区の全長5.2キロの道路で、レーシングカーが大きなエンジン音を立て、時速300キロで疾走する光景がみられることになる。 
 
 開催費は最低7000万シンガポールドル(約56億円)で、経済効果は1億シンガポールドル(約80億円)と推定。SICがこれまで得ていた契約の期限は2010年までだったが、さらに5年延長された。 


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