2007年05月29日10時35分掲載  無料記事
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薬害エイズ患者で参院選出馬の川田龍平氏、公約案を明らかに 

 
 
 今夏の参議院議員選挙の東京選挙区(定数5名)から無所属で出馬表明している薬害エイズ患者、川田龍平氏は日刊ベリタに対し未公表の「選挙公約(マニフェスト)案」を明らかにした。原案は「生きるって楽しい、と思える日本へ」と題し、4つの柱を立てている。薬害監視体制作りと非戦の日本を誓っている。(及川健二) 
 
 
 柱の1つ目は「薬害を起こさせない監視体制を作ります」。薬害エイズ、薬害肝炎、タミフルなど、薬害の根は一緒。議員の調査権限を使い、政府の薬害監視を徹底させ、二度と薬害が起こらない安全な日本を作ると宣言した。 
 
 2つ目は「格差に苦しむ当事者の声を国会へ届けます」。医療、年金、雇用、介護、増える自殺者、不安が広がっている。僕の周りに多いニート、フリーター、派遣労働、障害、病人など、弱い立場の人の声を国会へ届けますと述べている。 
 
 3つ目は「憲法9条を基に非戦のアジアをつくります。」。安部首相は日本を再び戦争のできる国にしようとしています。とんでもないことです。多くの人たちと憲法9条について話し合い、アジアの平和の礎をつくりますと記している。 
 
 4つ目は「タブーに負けず本質的な環境政策を採用します」。省エネ、ゴミ、CO2削減などライフスタイル見直しなどを推進するとしている。 
 
 川田氏は20日に決起集会を開き、「たとえ難病であっても『生きる』という当たり前のことができる社会を実現したい」と決意を語った。マニフェストはアイディアを未だ募集段階で、6月中には完成させる予定だ。 


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