2007年06月08日13時30分掲載  無料記事
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同性愛の権利に反対する議員の落選目指す

 LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)の50以上の組織から成る市民団体「インターLGBT」が6月10日、17日に行われるフランス下院議会議員選挙を前に、同性愛者への結婚合法化などに反対する候補を落選させる運動を始めたという。 
 
 同団体は「同性カップルの結婚合法化に反対している」「同性カップルが養子縁組する権利に反対している」という2つの条件を満たす候補を落選リストに入れている。 
 
 「インターLGBT」はまず、極右政党「国民戦線」、新右翼政党「フランスのための運動」、極右政党「共和国市民運動」の候補者はすべて失格だと述べる。さらに、与党「国民運動連合」の157の議員を同性愛者に対して敵対的という理由から落選リストに加えている。 
 
 同団体はフランス全土に存在するLGBTの団体と協力して、反同性愛の候補者を落選させるために、全力を傾注する方針だ。 
 
 「インターLGBT」は同性愛者の祭典「ゲイ・プライド」の主催者で、代表が首相と懇談するなど、フランスで一番、政治的影響力があるLGBTの団体として知られている。 


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