2007年06月12日22時11分掲載  無料記事
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同性愛を差別するウルトラ保守議員、当選確実へ 仏下院選

  フランスの地元紙に同性愛をめぐり「人類の脅威だ」「異性愛より劣る」━などと発言、差別発言取り締まり法違反で起訴され、一審、二審で罰金刑の有罪判決を受けたクリスチャン・ヴァネスト下院議員が10日に投票された仏下院議会議員選挙・北部第10選挙区で総有効投票数の46.3%を獲得した。2位の社会党候補の同21.1%を大きく上回っており、17日の決選投票での当選が確実視されている。(及川健二) 
 
 
 同議員は熱心なカトリック信者で知られる超保守派。これまで下院議会やメディアで、同性愛者を攻撃する発言を繰り返してきた。与党「国民運動連合」傘下の同性愛者の市民団体「ゲイ・リブ」、LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)など50団体で組織する「インターLGBT」はヴァネスト議員落選運動を展開していた。 


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