2007年06月22日11時05分掲載  無料記事
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サルコジ、ロワイヤル両氏が会談

 今春の大統領選挙を争ったニコラ・サルコジ大統領と社会党のセゴレーヌ・ロワイヤル氏が大統領府で21日、会談した。21日、22日に行われる欧州首脳会議を前にして、意見交換することが目的で、サルコジ大統領のかねての希望で会談は実現した。サルコジ氏とロワイヤル氏が会うのは、大統領選前のテレビ討論が最後で、選挙後、初の会談となった。(及川健二) 
 
 サルコジ氏が宙ぶらりんになっている欧州憲法条約を簡素化して、ミニ欧州憲法条約にするという提案に対して、ロワイヤル氏は「ヨーロッパにとって、ミニ憲法はたった1つの希望だ。ぜひ、ミニ憲法を改善してよりよいものにしてほしい」と注文を付けた。 
 
 会談はなごやかな雰囲気で行われ、今後の欧州のあり方について率直な意見交換が交わされた。ロワイヤル氏も欧州憲法には賛成の立場なのでサルコジ氏と変わらず、サルコジ氏が欧州でイニシアチブをとることを要望した。 


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