2007年08月02日11時59分掲載  無料記事
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インドネシア富豪20人を発表:ビジネス誌

 【星日報特約2日】ビジネス月刊誌『グローブ・アジア』は7月末、インドネシアの富豪20人を発表した。上位5位のうち3人がタバコ事業を展開する経営者が占めた。 
 
 トップは、タバコを製造販売するジャルン社のブディ・ハルトノ氏(66)で、純総資産額は42億ドル(約5000億円)。同氏は、2002年に国内最大手銀行のバンク・セントラル・アジア(BCA)の株式46%を購入し、巨大な利益を得たとみられる。 
 
 また、同氏は総工費2億3000万ドル(約275億円)をかけ、インドネシア国内グランド・インドネシアに事務所やアパートメントなどを開発する巨大事業も手がけている。 
 
 さらに、同氏は今回7位にランクインした食品や飲料などを製造販売するウィングス・グループのエディ・ウィリアム・カトゥアリ氏と親戚であるため、同氏とも提携して事業を展開している。 
 
 2位はタバコ製造業者グダン・ガラム社のラフマン・ハリム氏(60)。純総資産額は35億ドル(約4200億円)を誇る。3位は世界的にパーム油やパルプ・製紙などを販売するシナール・マス・グループのエカ・チプタ・ウィジャジャ総帥(84)で、31億ドル(約3700億円)。グループの創始者で、グループ内に子会社200社以上を抱えている。 
 
 純総資産額28億ドル(約3350億円)を保持し4位に入ったスドノ・サリム氏(92)は、食品、パーム油、通信、不動産などの事業を幅広く手掛けるサリム・グループの総帥。5位はタバコのほか、ギャンブル、パーム油などの多角経営をしているサンプルナ社のプテラ・サンプルナ氏(59)となった。 
 
 また、8位には、約10億ドル(約1200億円)の純総資産額を記録した、エネルギー、不動産、通信事業を手掛けるバクリー・グループの総帥アブリザル・バクリー現福祉担当調整相(60)が入った。 
 
 石油やガス開発を展開するメドコ・エナジーのアリフィン・パニゴロ氏(62)は、純総資産額9億ドルで9位となった。 
 
 上位10人の中ではバクリー氏とパニゴロ氏のみが非華人だった。 


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