2007年08月30日17時08分掲載
http://www.nikkanberita.com/print.cgi?id=200708301708324

シティグループを問う 消費者金融と外資

シティの責任追及なるか “ヤミ回収屋”クリバースに処分 なぜかマスメディアは沈黙 三宅勝久(ジャーナリスト)

   大手サラ金で米シティグループの100%子会社であるCFJ株式会社が大量の不良債権を都知事登録の貸金業者「クリバース」に譲渡し、違法請求を引き起こすなどトラブルが頻発している――こうしたうわさが巷間に流れ出してから久しい。その「クリバース」に東京都から60日間の営業停止処分が下された。商業紙では、シティグループによる日興コーディアルグループへのTOB(株式公開買い付け)を通じた“対日戦略”拡大のみが華々しく報じられてきた。今回の処分にもシティは、他社の出来事という立場を崩していない。ところが、取材を進めるうちに日本の金融当局をなめきったシティと、処分に踏み切れない甘い金融当局との関係が明らかになってきたのだ。

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