2007年12月11日10時04分掲載  無料記事
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中国でアラビア語熱高まる

 4日付のイスラム・オンラインによると、文法が難解でこれまであまり人気のなかったアラビア語学習が中国でブームになっている。北京外国語大学では学生数が急増し、また他の大学でもアラビア語の授業を設けるところが増えているという。(齊藤力二朗) 
 
 北京外国語大学アラビア語学科のムハンマド・サーウィー博士は、「ここ5年間でアラビア語の部門を設ける国立大学や、語学専門学校、語学教室がかなりできている」と指摘する。 
 
 ある語学学校の校長は、「当校でアラビア語を学ぶ学生は3年間で倍増したが、その理由は第一に、中国とアラブ世界との経済交流が過去数年間で活発化し、アラビア語通訳の需要が増したことが挙げられる。文法の難しさにも拘わらずアラビア語の学習熱は非常に高い」 
 
 この背景には、中国の開放政策によって、アラブ世界との通商を求める多数の中国企業が誕生した事情がある。 
 
 一方、2001年の9・11米同時多発テロ以降、アラブ人の米国入国審査が厳しくなったことも影響し、移住先を求めるアラブ人が目指す新天地として中国が脚光を浴びるようになった。 
 
 米ワシントン・ポスト紙は10月に、「アメリカン・ドリームではなく、チャイニーズ・ドリームが多数のアラブ人、ムスリム移住者を惹き付けるようになった」と書いている。 
 
 中国ではベリーダンスの人気も上昇している。また中国は最近、アラブ圏の各地で中国語の普及にも努めている。 
 
(写真)中国語や英語と並んでアラビア語も表記されている看板 
http://www.islamonline.net/servlet/Satellite?c=ArticleA_C&cid=1196774803697&pagename=Zone-Arabic-News/NWALayout 


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