2008年06月08日14時51分掲載  無料記事
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イスラエル閣僚の発言はイランへの脅迫

  【パリ8日=飛田正夫】「対イラン制裁は明らかに失敗しており、核開発阻止のためには攻撃しかない」とイスラエル政府閣僚が6日に警告を発したことをめぐり、イランが同日付で潘基文・国連事務総長に書簡を送り、国連がこうした脅しに対し、何らかの対応を取るよう要請した。 
 
 この警告は、イスラエルの副首相の立場にあるシャーウル・モファズ交通運輸相が行った。 
 
 仮にイスラエルによる攻撃が実施された場合、イランが反撃に出ることも予想されている。イランは書簡の中で、主権国家であり、国連加盟国でもあるイランに対するこのような脅迫は、国際法、国連憲章に鑑み、看過できないとし、国連安保理などによる決議もしくは、明確な意思表示が必要と指摘している。 
 
 モファズ氏は軍参謀総長や国防相を歴任している。 


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