2008年12月13日21時45分掲載  無料記事
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NNNニュースダイジェスト

ハイパーインフレのジンバブエ、5億ジンバブエ・ドル札を導入

 【ハラレ13日NNN=KBC】世界最高率のインフレに見舞われているジンバブエの中央銀行は12日、5億ジンバブエ・ドル札を導入した。約10米ドルに相当する5億ジンバブエ・ドル札は、2億ジンバブエ・ドル札とともに導入された。今年だけで新たに流通するようになったお札の種類は29。 
 
 4日に導入された1億ジンバブエ・ドル札は、当初14米ドルの値打ちがあったが、1週間後には50セント以下になった。7月には前年同月を比べた年間インフレ率が最高の2億3100万パーセントに達したが、現在はそれ以上とみられている。 
 
 中央銀行は1日のうちに価格が何倍も上昇するペースに合わせるため、紙幣の印刷に追われている。紙幣の不足により、現金は銀行から週に1回しか引き出せない。一般の人は1週間に5億ジンバブエ・ドルを引き出せる。企業は5000万ジンバブエ・ドルを引き出すことが許されている。 
 
 ジンバブエではお金を引き出すために数時間かかるため、銀行の前での長い行列は通常のことになっている。引き出したお金でも1日分にも足りない。銀行からお金を引きだすために、前日から銀行の前で徹夜する人もいる。 
 
 国連によると、かつて地域の穀倉地帯と言われたジンバブエは、広範な食糧不足に見舞われ、8月下旬からのコレラの流行で、800人近くが死亡している。 
 
               (ベリタ通信編集部翻訳・編集) 


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