2008年12月15日14時38分掲載  無料記事
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NNNニュースダイジェスト

非同盟運動ニュース・ネットワーク(12月15日)

(アジア) 
 
オーストラリア総督が東チモールを初訪問 
 【メルボルン15日NNN=ベルマナ通信】オーストラリアのクエンティン・ブライス総督は14日、東チモールを初めて訪問した。ブライス総督は夫のマイケル・ブライス氏とともにディリー空港で歓迎式に臨んだ。その後、夫妻はオーストラリア軍の施設を見学した。東チモールには約750人のオーストラリア軍部隊が治安維持軍として駐屯している。治安情勢の改善に伴い、来年初めには650人に削減される。ブライス総督は9月に女性として初めてオーストラリアの元首に就任した。東チモールには3日間滞在し、15日にはグスマン首相とホルタ大統領と会談する。 
 
(中東) 
 
米軍地位協定に調印 ブッシュ大統領とマリキ首相 
 【バグダッド15日NNN=クウェート通信】ブッシュ米大統領とイラクのマリキ首相は14日、バグダッドでイラクと米国の間の安全保障協定に調印した。米軍地位協定は、米軍は来年6月からイラクからの撤退を始め、2011年末までに撤退するとしている。イラク議会は同協定を11月27日に承認している。 
 
 14日にイラクを電撃訪問したブッシュ大統領がマリキ首相と記者会見している際、イラク人記者が大統領に靴を投げ付けたが、大統領にはあたらなかった。警備員は靴を投げ付けたテレビ局アルバグディアのモンタダハル・アルサイディ記者を部屋から連れ出した。 
 
(アフリカ) 
 
森林保護運動を強化 ザンビア環境相 
 【ルサカ15日NNN= ZANIS】ザンビアのナムガラ環境相は14日、政府は国の発展ために森林保全の重要性を国民に啓発する運動を強化すると述べた。同相は自然環境が保護されないとザンビアでの持続可能な発展はないと語った。ナムガラ環境相は、ザンビア国民に木を1本切るごとに、2本を植林するように求めた。地球温暖化は否定できない現実で、植林は地球温暖化を防ぐことになると同相は述べた。 
 
(中南米) 
 
キューバとベネズエラ、エネルギー・商業協定に調印 
 【カラカス15日NNN=プレンサ・ラティーナ】ベネズエラのチャベス大統領と同国を訪問中のキューバのラウル・カストロ国家評議会議長は14日、エネルギー・通商協定に調印、政治・経済関係を強化した。両国は20億米ドル以上に相当する173の共同プロジェクトで協力することで合意した。 
 
 調印式でカストロ議長は、米州ボリバル代替構想(ALBA)は地域諸国にとって最良の統合メカニズムであり、新自由主義と対決する手段であると称賛した。ALBA は、米国主導の米州自由貿易圏に対抗して、独自の経済協力関係の強化を目的に、チャベス大統領と当時のフィデル・カストロ国家評議会議長が2004年に創設した。カストロ議長は、2月に議長に就任して以来、最初の外国訪問としてベネズエラ訪問を13日から始めた。 
 
            (ベリタ通信編集部翻訳・編集) 


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