2008年12月31日14時19分掲載  無料記事
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NNNニュースダイジェスト

ガザに対するイスラエルの攻撃続く 死者380人を超す

 【ガザ31日NNN=クウェート通信】パレスチナ自治区ガザに対するイスラエルの空襲が27日に始まって以来、ガザの医療関係者によると、これまでに死者は子供40人を含む380人以上に達し、1700人以上が負傷した。 
 
 イスラエルの戦闘機は30日夕、ガザ市南部のタルアルハワ地区にある首相府の建物を破壊した。地元ラジオによると、イスラエルのF16戦闘機が建物を攻撃すると、火と煙が上がったという。 
 
 27日にイスラエルの攻撃が始まって以来、同建物は無人になっていた。 
 
 同放送によると、イスラエルの戦闘機は、ガザ地区を支配するハマスの指導者、モハマド・オウダ氏のガザ地区北部のベイテ・ラヤにある家をミサイルで攻撃した。 
 
 イスラエルの武装ヘリコプターは、ガザ市西部のパレスチナ大統領官邸をミサイルで攻撃した。 
 
 ハマスの指導者、イスマイル・ラドワン氏は30日、「われわれは犯罪的占領者に対して白旗は掲げない」という声明を発表した。 
 
 一方、パレスチナ人民解放戦線の武装組織は、イスラエルのネゲブ西部にあるアシュケロンに対し、ミサイル3発を発射したことを明らかにした。 
 
 同組織は「攻撃は残忍なイスラエル占領当局に対する正当な抵抗の一部である」と声明で述べた。 
 
 パレスチナ・イスラム聖戦の武装組織は、イスラエル南部のスデロトのユダヤ人入植地に向けてミサイルを発射したと述べた。 
 
 ハマスの武装組織もイスラエル南部の町に18のロケット弾を発射したと述べた。 
 
 イスラエル放送は、ロケット弾のひとつがガザの国境から40キロメートルのところにあるベルシェバの一軒の家にあたったことを認めた。 
 
          (ベリタ通信編集部翻訳・編集) 


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