2009年01月05日18時57分掲載  無料記事
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NNNニュースダイジェスト

イスラエル軍のガザ地区への攻撃続く 救援物資入れず

 【ガザ5日NNN=クウェート通信】イスラエル軍はパレスチナ自治区ガザ地区への攻撃を続け、4日だけで約70人のパレスチナ人が死亡した。パレスチナの武装勢力は、イスラエルの標的に対して、ロケット砲撃で報復し、ガザの地上ではイスラエル軍と衝突した。 
 
 イスラエルの地上侵攻は3日夜始まり、パレスチナ人の子供21人と多くの女性がイスラエルの攻撃で死亡した。 
 
 先月27日から始まったイスラエルのガザ地区に対する攻撃で、約500人が死亡、2000人以上が負傷した。 
 
 パレスチナの各派はイスラエル軍の歩兵部隊と衝突し、少なくとも30人のイスラエル兵が死亡した。 
 
 欧州連合の代表団とエジプトのアブルゲイト外相は、ガザでの停戦を実現するために会談した。エジプトはイスラエルのエジプト駐在大使を呼んで、ガザでの状況に重大な懸念を表明した。 
 
 アラブ諸国はガザ地区のパレスチナ人へ緊急援助物資を送ったが、ガザ地区とエジプト側の国境のラファだけが入口になっている。 
 
 イスラエルの攻撃の激化で救援物資の運び込みは止まっている。 
中東通信が北シナイのモハマド・ショシャ知事の話として伝えたところによると、エジプト当局はラファとアルオジャを通じでガザ地区に物資を送ろうとしたが、砲撃の激化でできなかったという。 
 
 また、中東通信によると、負傷したパレスチナ人がエジプト側に入ろうとしたができなかった。また、救援物資を積んだトラック30台がエジプト側の国境で立ち往生している。 
 
          (ベリタ通信編集部翻訳・編集) 


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