2009年01月16日15時20分掲載  無料記事
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NNNニュースダイジェスト

エチオピア軍、ソマリア首都から撤退 フランスの協力を求める

 【モガディシオ16日NNN=ENA】エチオピア軍は15日、ソマリアの首都モガディシオから撤退した。 
 
 エチオピア軍はモガディシオの基地をソマリア暫定政府とアフリア連合ソマリア平和維持部隊(AMISOM)に引き渡した。 
 
エチオピア・テレビが報じたところによると、ソマリアのエチオピア軍司令官のゲブレヨハネス・アバテ大佐は、部隊がモガディシオから撤退するさい、何の問題もなかったと語った。 
 
 エチオピア軍は2006年末、ソマリア暫定政府がモガディシオからイスラム主義勢力を放逐するのを助けるため、数千人の兵士をソマリアへ送り込んだ。 
 
 エチオピアの首都アディスアベバでは、セイヨム外相は15日、フランスのジョルグラン参謀総長に対し、AMISOMを増強するうえでフランスの協力を求めた。 
 
 外務省高官によると、同外相はアフリカの角でのフランスの役割は、ソマリア沖の海賊を防止するうえで極めて重要であると述べた。また、ソマリアからのエチオピア軍の撤退に伴う空白を満たすために、AMISOMを増強するうえでフランスの貢献を求めた。 
 
 ジョルグラン参謀総長とメレス首相とも会談、同首相はフランスがジブチにある軍事基地を通じて、ソマリアの平和と安全の維持へ一層の貢献を求めた。 
 
 AMISOMは8000人が必要とされているが、現在、ウガンダとブルンジからの3000人だけが駐留している。 
 
     (編注:ENAは国営エチオピア通信) 
 
     (ベリタ通信編集部翻訳・編集) 


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