2009年01月18日21時53分掲載  無料記事
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NNNニュースダイジェスト

イスラエルの一方的停戦が発効 ガザは比較的平穏

 【ガザ18日NNN−クウェート通信】イスラエルが一方的停戦を宣言して以後、ガザ地区では18日午前2時現在、比較的平穏な状態になっている。 
 
 イスラエル放送がイスラエル軍スポークスマンの話として伝えたところによると、パレスチナ側が発射したロケット弾がイスラエル南部のベイール・アルサベに落ちた。被害はなかった。 
 
 スポークマンによると、ミサイル弾がイスラエル中央のアシュドッドと西ネゲブを襲った。パニックを引き起こしたが、被害はなかった。 
 
 イスラエルのオルメルト首相は17日夜、一方的停戦を宣言したが、イスラエル軍はガザ地区と周辺地域に駐留すると述べた。 
 
 ラジオ放送によると、検問所は当面、閉鎖されたままであるが、ガザ地区への救援物資の流入は許される。 
 
 一方、イスラエル軍は、ガザ地区への攻撃の間、家を離れたパレスチナ人に対して、まだ家に戻らないように警告した。 
 
 イスラエルのイディオト・アハロノト紙(電子版)によると、イスラエル軍はパレスチナ各派がイスラエルの標的にロケット弾を発射した地域に住んでいる人たちに対し、しばらく近づかないように勧告した。 
 
 イスラエルの22日間のガザに対する攻撃の間、数万人のパレスチナ人が家や農場から逃げ出た。 
 
 その多くが、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)が運営する学校に暮らしているが、そこもイスラエルの攻撃にさらされない訳ではなかった。UNRWAの学校に対して、イスラエルの攻撃が3ヵ所あったことが報告されている。 
 
      (ベリタ通信編集部翻訳・編集) 


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