2009年01月31日18時44分掲載  無料記事
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NNNニュースダイジェスト

危機克服で中南米諸国は先進国より好条件 ルラ大統領

 【ベレン・ブラジル31日NNN=プレンサ・ラティーナ】ブラジルのルラ大統領は30日、ブラジルのベレンで開かれている世界社会フォーラムで演説し、危機に対処するうえで中南米諸国は先進国より良い条件にあると述べた。 
 
 同大統領は、数年前には、このようなフォーラムに5人の大統領が出席するとは誰も考えられなかったと述べた。 
 
 「パラグアイで司教が60年の保守党王朝をうち破り、先住民の男がボリビアの大統領になるとは誰も想像できなかった」と同大統領は語った。 
 
 ルラ大統領は、「全能の市場」が無責任から破産している時に、新たな経済モデルを構築し、国家の役割を取り戻すことは不可欠なことである、と強調した。 
 
 「この深刻な事態の大きさはまだ分からないが、これを克服するうえで、われわれは先進国より良い状態にある」と述べた。 
 
 27日に始まった今回の世界社会フォーラムには、ブラジルのルラ大統領のほか、ベネズエラのチャベス大統領、エクアドルのコレア大統領、ボリビアのモラレス大統領、パラグアイのルゴ大統領が出席。150ヶ国から4000人の活動家が参加している。 
 
 フォーラムは2月1日まで開かれ、2000以上の会議が開かれる。 
 
 (編注:プレンサ・ラティーナはキューバの国営通信) 
 
           (ベリタ通信編集部翻訳・編集) 


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