2019年07月08日21時09分掲載  無料記事
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文化

教授と女学生のセクハラを巡る確執を描いた「オレアナ」の劇作家デビッド・マメットの新作"Bitter Wheat" ( 苦い麦) ジョン・マルコビッチ主演でハリウッドのセクハラ事件に着想を得た作品らしい

  アメリカの劇作家デビッド・マメットと言えば「グレンギャリー・グレン・ロス」や「アメリカン・バッファロー」と言った作品で1970年代から90年代にかけてアメリカの劇作家の第一線で活躍していました。マメットは1992年にはセクハラを巡る大学教授と女子学生の葛藤を描いた戯曲「オレアナ」を発表し、その熾烈な葛藤で衝撃を与えました。「オレアナ」が衝撃を集めたのは、男の言い分では埋まらない男女間の深い溝、女性の怒りが男の想定を超えており、話そうとすればするほどむしろ溝が深まっていく難しさと怖さが描かれていました。 
 
  マメットは最近は人気が今一つ低迷していたらしいのですが、今、また話題を集めています。新作の戯曲「苦い麦」(Bitter Wheat)は、ハリウッドの大物プロデューサーでセクハラ報道で悪名を高めたハーベイ・ワインシュタイン氏の事件にインスパイアされたらしいからです。主演がジョン・マルコビッチとあって、今度はどんな確執があるのかが注目されています。 
 
■Bitter WheatのYoutube広告 
https://www.youtube.com/watch?v=U-yJSAu1VXw 


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