2020年04月18日12時37分掲載  無料記事
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文化

料理人ジェンナロ・コンタルド(Gennaro Contaldo)氏のイタリア料理の映像サイト「チタリア」  パスタの本場での作り方

  新型コロナウイルスの緊急事態宣言で、今まで外食中心だった人々が自宅で料理を試みるという話をよく聞きます。自宅で仕事をする場合は昼食でも自宅のキッチンが使えるのです。そんな中、ありがたいのは本場の料理の作り方を紹介する映像サイト。 
 
  これはイタリア料理のYouTubeサイト「Citalia」(チタリア)でシェフのジェンナロ・コンタルロ氏が本場の作り方を英語で披露しています。英語と言ってもネイティブと違って、日本人にも非常に聞き取りやすい英語です。たとえばこのリンクはカルボナーラ・スパゲッティの作り方を指南しています。塩漬けの豚肉パンチェッタと卵をふんだんに使います。手軽に作れるパスタはまさにランチに最適です。コンタルロ氏の説明にはイタリア人らしい豊かな感情があふれていて、その人間性にも惹かれます。 
https://www.youtube.com/watch?v=dsg5H2TEQXs&fbclid=IwAR1TgD2DRMU0mMdQ33qe8DAShwwG6vkSZZ0-BZIHRRrSXfu3BlJeyqXXwa4 
  こちらはボロネーゼの作り方です。牛肉と豚肉のミンチに赤ワインなどを使う贅沢なパスタです。麺も幅の広いタリアテッレが用いられます。チーズはパルミジャーノ・レッジャーノを振りかけます。 
https://www.youtube.com/watch?v=qdZEhkJcJe4&fbclid=IwAR1Qs100oKrD5SJ-SvsiJNwo0TL-P_hP5QEl5D3_wo8FRxpr_UxbnQa9CFw 
  シェフのジェンナロ・コンタルロ氏はイタリア中西部のサレルノ近郊で生まれ、若くして渡英。英国でサレルノ地方の料理をベースにしたイタリア料理店を始めたと言われています。かつて英国のBBCの番組で、イタリアを旅して地方料理の歴史を探る料理旅番組「 Two Greedy Italians(二人の貪欲なイタリア人)」の出演者であり、説明も堪能です。イタリアはかつては古代ローマ帝国の中心でこそありましたが、近代国家形成では小国がたくさんあり、統一が遅れたこともあり、今も各地方には独自の食文化が生きています。 


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