2021年02月09日12時58分掲載  無料記事
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フェミニズム

森喜朗会長の処遇の検討を求めるネット署名に賛同を!

東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が2月3日、日本オリンピック委員会(JOC)の臨時評議員会で、「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などと発言したことについて、森氏の処遇の検討と再発防止を求めるネット署名活動〈女性蔑視発言「女性入る会議は時間かかる」森喜朗会長の処遇の検討および再発防止を求めます #ジェンダー平等をレガシーに〉が有志で取り組まれている。 
 
※以下のURLから署名ができます。 
https://www.change.org/p/%E5%A5%B3%E6%80%A7%E8%94%91%E8%A6%96%E7%99%BA%E8%A8%80-%E5%A5%B3%E6%80%A7%E5%85%A5%E3%82%8B%E4%BC%9A%E8%AD%B0%E3%81%AF%E6%99%82%E9%96%93%E3%81%8B%E3%81%8B%E3%82%8B-%E6%A3%AE%E5%96%9C%E6%9C%97%E4%BC%9A%E9%95%B7%E3%81%AE%E5%87%A6%E9%81%87%E3%81%AE%E6%A4%9C%E8%A8%8E%E3%81%8A%E3%82%88%E3%81%B3%E5%86%8D%E7%99%BA%E9%98%B2%E6%AD%A2%E3%82%92%E6%B1%82%E3%82%81%E3%81%BE%E3%81%99-%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E5%B9%B3%E7%AD%89%E3%82%92%E3%83%AC%E3%82%AC%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%81%AB?recruiter=1179773395&utm_source=share_petition&utm_medium=twitter&utm_campaign=psf_combo_share_abi&utm_term=af56b34c56ac41c8bb82715772067c20&recruited_by_id=76a86400-691c-11eb-aeea-fbf389097e42 
 
東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長は、2月3日の日本オリンピック委員会(JOC)の評議員会において「女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかります」、「女性っていうのは競争意識が強い。誰か1人が手をあげていうと、自分もいわなきゃいけないと思うんでしょうね。それでみんな発言されるんです」「女性の理事を増やしていく場合は、発言時間をある程度、規制をしないとなかなか終わらないので困ると言っておられた。だれが言ったとは言わないが」などと発言されました(朝日新聞デジタル 2021年2月3日 18時04分配信)。 
この発言は、「ジェンダー平等推進」という日本を含めた世界中の国々が抱えた責務に反する、女性に対した偏見、蔑視、差別であり、東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会の会長発言として容認することはできません。 
 
そのため、私たちは以下の点を、日本政府(菅義偉首相、橋本聖子大臣) 東京都(小池百合子知事) 日本オリンピック委員会(山下泰裕会長) 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(森喜朗会長)に求めます。 
 
1 森会長の処遇の検討
 「女性」を一括りにして会議のあり方について述べることは明確な偏見です。また同じような状況に置かれている女性を始めとしたさまざまな立場の方をも萎縮させる可能性があります。これは、「すべての個人はいかなる種類の差別も受けることない」というオリンピックやパラリンピックの精神にも反しています。 
 森会長は、自身の発言を謝罪・撤回されましたが、真に「差別」だと指摘されている原因を理解している・理解しようとしているようには見えず、このような偏見を持つ方が会長職を継続するのは不適切ではないでしょうか。よって会長就任に合意した3者(JOC・東京都・日本政府)および組織委員会に処遇の検討を求めます。 
 
2 再発防止策の実施
 JOC、大会組織委員会、には、今後、こういった発言が繰り返されないため、また一刻でも早く「ジェンダー平等」が実現した団体になるために、「差別発言に対するゼロトレランスポリシー(一切寛容しないことを示す)」などの指針を通した具体的な再発防止策の実施を求めます。 
 
3 女性理事の割合4割達成 
 JOCはスポーツ庁がまとめた競技団体の運営指針「ガバナンスコード」に沿い、全理事のうち女性の割合を40%以上にすることを目標としています。東京オリンピック・パラリンピックに関わるすべての組織における女性理事の割合の最低4割の達成を求めます。また、組織の管理職のダイバーシティの推進を求めます。 
  
<森会長の処遇の検討を求める有志> 
福田和子(#なんでないのプロジェクト代表) 
山本和奈(一般社団法人Voice Up Japan 代表) 
能條桃子(一般社団法人NO YOUTH NO JAPAN 代表) 
辻愛沙子(株式会社arca CEO) 
疋田万理(株式会社SPICY代表 / mimosas代表) 
笛美(会社員) 
酒向萌実(株式会社GoodMorning 代表) 
田代伶奈(哲学教師 / 株式会社FRAGEN 代表) 
永井玲衣(哲学研究者 / D2021) 
鶴田七瀬(一般社団法人ソウレッジ代表) 
櫻井彩乃(#男女共同参画ってなんですかプロジェクト代表) 
 
<賛同人> 
小川たまか(ライター) 
浜田敬子(ジャーナリスト) 
みたらし加奈(臨床心理士 / mimosas) 
石川優実 (#KuToo発案者 / ライター) 
下山田志帆(アスリート) 
染矢明日香(NPO法人ピルコン理事長) 
佐治洋(ChooseLifeProject代表) 
小林えみ(よはく舎代表) 
仁藤夢乃(一般社団法人Colabo代表/社会活動家) 
西原孝至(映画監督) 
北原みのり(ラブピースクラブ代表・作家) 
津田大介(ジャーナリスト/メディア・アクティビスト) 
シオリーヌ(大貫詩織) / 助産師 
長田杏奈(ライター) 
田中東子(大妻女子大学教授) 
李美淑(立教大学助教) 
林香里(東京大学教授) 
伊藤和子(ヒューマンライウナウ事務局長/弁護士) 
たかまつなな(時事YouTuber) 
小島慶子(エッセイスト) 
伊藤羊一(Yahoo!アカデミア 学長) 
eri(DEPT Company代表) 
坂本龍一 
Gotch(ASIAN KUNG-FU GENERATION) 
コムアイ(歌手/アーティスト) 
高木新平(NEWPEACE CEO) 
TAO(俳優/環境活動家) 
太田啓子(弁護士) 
田中沙弥果(一般社団法人Waffle ) 
斎藤明日美(一般社団法人Waffle ) 
佐久間 裕美子(文筆家) 
近藤哲朗(株式会社そろそろ代表) 
Kan(Netflix クィア・アイ in Japan!) 
吉備友理恵(会社員) 
橋爪勇介(編集者) 
石井リナ(BLAST Inc. CEO) 
小野りりあん(気候正義活動家・モデル) 
江原ニーナ(キャピタリスト) 
松岡宗嗣(ライター/一般社団法人fair代表理事) 
土井香苗(人権活動家) 
深澤潮(小説家) 
上野千鶴子(社会学者) 
せやろがいおじさん(お笑い芸人YouTuber) 
望月優大(ライター) 
ロバート キャンベル(日本文学研究者) 
四隅大輔(執筆家) 
Yuka C. Honda(アーティスト) 
安彦 恵里香 (Social Book Cafeハチドリ舎オーナー) 
Ed TSUWAKI (イラストレーター) 
辻井隆行(社会活動家/ソーシャルビジネスコンサルタント) 
ひうらさとる(漫画家) 
伊藤菜衣子(暮らしかた冒険) 
Chico Shigeta (SHIGETA 主宰) 
植本一子(写真家) 
川内有緒(作家) 
水原希子 
松尾亜紀子(エトセトラブックス) 
長嶋りかこ/グラフィックデザイナー 
Shun Watanabe (スタイリスト) 
HARUKO(モデル) 
*今後随時追加していきます 


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