2022年12月18日18時16分掲載  無料記事
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文化

モスフィルムが英語字幕入りで過去の名作を放流

  ロシアの映画会社モスフィルムが、旧ソ連時代の名作映画に字幕をつけてたくさんユーチューブチャンネルで放流しています。『モスクワは涙を信じない』『惑星ソラリス』『ストーカー』『ワーニャおじさん』『戦艦ポチョムキン』『アレクサンドル・ネフスキー』『メキシコ万歳』などの名作です。 
 
 こちらは『戦艦ポチョムキン』です。今見ても迫力抜群です。 
https://www.youtube.com/watch?v=a_bkBbrdyyw 
 
ちなみに、こちらは『不思議惑星キンザザ』(英語字幕なし) 
https://www.youtube.com/watch?v=EYHv8eJrW2Y 
 
  ロシアは今、プーチン大統領の独裁政権になって悲痛ですが、もっと言えば冷戦崩壊から、かつてのソ連時代のような迫力のある作品があまり見られなくなりました。とはいえ、旧ソ連時代には世界をリードした映画が多数存在しますし、それらの映画は今見ても素晴らしいものがたくさんあります。 
 
  私の知りあいのロシア人たちで国外で暮らしている人の中にはSNSでもすっかり写真やページを伏せて、貝のように閉じこもってしまった人々がいます。その人たちには罪がないことを考えると悲しい限りです。第二次大戦・日中戦争が終わった後、中国は敗戦国日本の責任に関して戦争犯罪者である政治家たちと庶民とを分けて考えました。日本人が大陸に置き去りにした孤児たちも中国人たちは育ててくれたのでした。それを思い、今、戦争を行っているロシアの政治家たちとロシアの庶民についても、線を引いて分けて考えるようにしたいと思います。 


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