2006年09月25日21時05分掲載  無料記事
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橋本勝21世紀風刺画日記

第15回:東京都は石原のためのミニ国家じゃない

 どうやら日本の首相にはならずじまいに終わりそうな石原慎太郎、さぞ残念でしょう。そんな彼にとっての権力欲を満たしてくれるのは東京都知事の座。とかく権力者というのは自分が国家を背負っていると思いたがるもの。国旗と国歌は国家にとって何よりも大切なシンボル。というわけで石原都知事が「日の丸」「君が代」に敬意を払おうとしない教師に腹を立てるのも当然ということか。そして国家は強制する力がなければならない。「日の丸」に起立せず、「君が代」を歌わぬ教師に罰を与えてこそ国家。愛国心なき教師に国家の未来を担う子どもを任せるわけにはいかない。 
 
 「日の丸・君が代」に対する教師の姿勢で彼らの愛国心を測定、それがない教師を排除という、近い将来、国家がやるべきことを東京が先取りしてみせる。そんな「怪しい」都知事、石原の「国家ごっこ」にストップをかけた東京地裁の今回の「国旗・国歌の強制は違憲」の判決、痛快なり。ついでにあの1936年のヒトラーのベルリン五輪を連想してしまった2016年の東京五輪の招致も失敗してほしい。(橋本勝) 


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