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橋本勝21世紀風刺絵日記


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Special

特集

橋本勝の21世紀風刺絵日記




160回 政治家辻元清美の行方、そしてついでに政治学者山口二郎の行方
  辻元清美が社民党を離党した、無所属でやっていくという。 (2010/08/09)


159回 テレビの前で官房機密費めぐっての、こんな賭けはいかが
野中広務元官房長官が、盆と暮れに官房機密費を/政治記者や政治評論家に配っていたという/驚きの爆弾発言が3ヶ月ほど前にあった(2010/08/01)


158回 日米安保は「世界の安全保障の礎」というたわごと
安保改定50年ー今後も世界の安全保障の礎ーこれは7月15日の (2010/07/18)


157回 市民運動の旗手変じて市民の暮らしの破壊者に
鳩山首相の辞任後/首相になった菅さん/民主党の支持率がV字回復したのに気を良くしてか/早速、ぶちあげたのが消費税の増税/その10%は自民党とおんなじだから/与野党協力してやっていきましょうという/なんともずる賢い政治家だ(2010/06/29)


156回 日刊ゲンダイはいつまで民主党の弁護をつづけるつもりなのか
  ついに鳩山首相が辞任した。この漫画はその前日に描いたもので私の鳩山首相の漫画の最後のものとなるだろう。それにしても日刊ゲンダイはガックリであろう。なぜなら最近のゲンダイはまるで民主党の機関紙みたいになっていたのだから。(2010/06/10)


155回 「ハート・ロッカー」は、なぜアカデミー賞をとれたのか?
この映画についてはやはり書いておきたい/本年度アカデミー賞の作品、監督、脚本など6部門を受賞した/『ハート・ロッカー』である/アメリカにとって勝ち戦でもなく汚い戦争になったイラク戦争を題材としたこの映画がアメリカ映画人の圧倒的支持を受けて (2010/05/16)


154回 ホワイトハウスをイエローカードで包囲せよ
それは21世紀の歴史を、人類の歴史を/変えることになるかもしれません/ホワイトハウスを沢山の黄色のプラカードや、スカーフ、リボン、シャツ、旗、ハチマキかとりかこんだのてす(2010/05/05)


153回 あえて再び言う「核抑止力」を死語とせよ!!
核なき世界が21世紀の早い・時期に実現するかもしれない/そんな希望をいだかせてくれたのが/アメリカとロシアの両首脳が新核軍縮条約に署名というニュース/なにしろこの両国だけて世界の8割以上の核を保持しているのだから(2010/04/17)


152回  米軍基地の移設先ついにどこにもなし!!
米軍普天間基地の移設問題/米側に鳩山政権が約束した/5月の締め切りが迫ってきた/米側を、沖縄県民を、納得させ/そして日本のどこの県民からも反発が出ないという/回答はだせそうもない/鳩山政権の弁護をするわけではないが/これは大変な難問なのである(2010/04/02)


151回  核密約3原則が日本を守った!?
核を持たず、作らず、持ち込ませずの「非核3原則」は/憲法9条とならんで日本の平和主義を証明するものでした/何しろこれで佐藤栄作首相はノーベル平和賞を受賞したのですから(2010/03/23)


150回 死刑制度存続を86%の日本人が支持しているなんて!?
日本人は (2010/02/28)


149回 ガンジーは嘆いているのだ
どうやら鳩山首相は/マハトマ・ガンジーをとても尊敬しているみたいです/「いのちを守りたい」で始まる施政方針演説の中で/ガンジーの慰霊碑に刻まれていた「7つの大罪」を取り入れて話を展開していた(2010/02/14)


148回 地デジ化を強制するNHKに受信料拒否で抵抗を!
テレビの地デジ化の完全実施まであと1年半となった/その日、2011年7月24日/アナログテレビは見れなくなり/多くの「テレビ難民」が生まれるだろう(2010/01/25)


147回 子どもの命と体でひと儲け
この世界のどこかで 子どもの命が 売り買いされている 子どもの臓器は高く売れるのです(2010/01/13)


146回  首相は優柔不断なのではない、したたかなのだ、と思いたい
辺野古への米軍基地移設を迫るオバマ、それに対する首相の後ろから (2009/12/21)


145回 PTSDになる帰還兵こそ「健全な精神」の持ち主だ
ブッシュが始めてから8年がすぎようとしているアフガン戦争だが (2009/12/13)


144回  グアンタナモ収容所をワシントンに移設せよ
やっぱりというか案の定というべきか/オバマが公約していた/キューバのグアンタナモ基地にある/テロ容疑者を収容している収容所の閉鎖が/(来年の1月22日までということだった)延期になりそうである(2009/11/30)


143回  診察の前おサイフ拝見  橋本勝
日本の1人親家庭の貧困率は57%/これは先進30カ国の中で最低 (2009/11/19)


142回 世界平和のために戦うオバマ大統領の盾と矛
ノーベル平和賞という不思議な賞がある/世界の平和のために貢献したものに与えられる大変名誉ある賞で/あのマンデラさんみたいに、確かにこの人ならと納得できる場合もあるが/あの佐藤栄作元首相のようにエーッなんでこの人がと/思うような人が受賞することも多い(2009/10/27)


141回 石原都政、日の丸強制しても五輪を押し付けることは出来ず
2016年夏季五輪が南米初の開催となる/ブラジルのリオに決まった (2009/10/12)


140回  日本プロ野球界の新自由主義球団!巨人軍は崩壊する運命にある
  プロサッカー界の名門ヴェルデイから、読売新聞につづき日本テレビもスポンサーを降り全面撤退、プロ野球の盟主たる巨人の地位をサッカー界でもねらった読売グループの野望は頓挫という結末をみたのである(2009/09/25)


139回 鳩の上のタカ対ハトの論争がこれから日本を決める
総選挙に圧勝した民主党/鳩山政権への準備が急ピッチで進む/衆院では圧倒的多数とはいえ、参院でも過半数をとるためには/社民党と国民新党の協力が欠かせない、そこで連立政権樹立めざして/3党の政策のすり合わせが行われている(2009/09/11)


138回  いかがわしき宗教政党
政権交代が確実視される総選挙の投票日が迫ってきた/自民、公明が政権与党でいられるのもあとちょっと/特に壊滅的なまでの敗北をするであろう自民党はこれから10年いや20年/政権党に復帰することは不可能となる(2009/08/24)


137回  投票箱から戦争が生まれることもある
あのヒトラーのナチス・ドイツは/して軍事クーデターで生まれたのではない/あくまでも国民の選挙による支持によって/誕生したのである/民主主義はファシズムを生み出すこともある/これは歴史の苦い教訓である(2009/08/08)


136回  民主党政権のかかげる旗はどんな旗
21世紀になってからの/小泉、安部、福田、そして麻生と続いた自公政権の/あまりの酷さの当然の報いか/8月30日投票の総選挙で/自民党は大惨敗をするという予想が高い(2009/07/27)


135回  もうすぐ閉館、東国原劇場
12日の都議選で自民党は大惨敗/自公あわせても過半数割れという (2009/07/14)


134回 東国原総裁が実現!かくて自民党は自滅党に
  テレビはバライティー番組ばかりで、しかも出てくるのはおなじみの芸人ばかり。政治家さんも人気とりのためかそのような番組に出たがる。タレントの政治家への転身も相変わらず続いている。そんな政治家のタレント現象のきわみともいうべき事がおこった。(2009/07/01)


133回 冤罪は警察の取調べ室で作られる
DNA鑑定という科学捜査技術が/一人の市民を有罪にし/17年後、無罪にした/奈落の底にさしこんだ希望の光・・・・/幼女殺害の犯人とされた冤罪の被害者である菅家さんが/私を罪に陥れた人たちは直接私の前で謝ってほしいと/怒りをこめて言っていた(2009/06/20)


132回 超大型テレビに原発のCM、エコにいいわけない
エコポイントがつくという/だい商戦が始まった/どうぞこの機会にエコに配慮した省エネ製品に/買い替えてください!の大宣伝/特に地デジ対応の薄型テレビはお勧めですときたものだ(2009/06/09)


131回 親バカ、子バカ、世襲政治ささえる選挙民
総選挙も近づき、世襲政治批判に/さすがの自民党も規制を言い出した。/ということで、あの小泉元首相の2男の進次郎も/無所属ということで出馬するらしい/といっても当選後、自民党へという姑息なもの。(2009/05/27)


130回 生存権なんてない国ニッポン
ペットとして飼われていたが 飼い主が失業したため 捨てられてしまったワニがいる 日常的に親からの虐待を受け 外に放置されてしまったため 死んでしまった子どもがいる 老いて行き場を失い 収容された劣悪な施設が火事になり 焼死した老人がいる(2009/05/19)


129回 持てば持つほど欲しくなる 強欲の論理
  1961年、34代の米大統領アイゼンハワーはその退任演説で/アメリカの軍産複合体に対して警告を発した/軍需産業の肥大化は国家を常に戦争を欲する/戦争依存症の国家にしてしまうのである/それから半世紀がたとうとしているがその病根は切除されることなく/いや逆に増殖しているように思えてならない(2009/05/05)


128回  核VSグリーン、どうするオバマ米大統領
イラクからの米軍の撤退(不完全なものだが)にみるように/明らかにオバマ米大統領は/前任の史上最低の米大統領ブッシュとは違う/米経済の利益にこだわってのブッシュの地球環境を無視する政策を/ (2009/04/17)


127回  貧乏人はテレビを見るな!!
日本の格差社会化ここにきわまる/2011年7月、地上デジタル放送への完全移行により/アナログテレビではテレビを視聴できなくなる/大量の映らなくなったアナログテレビが/廃品として廃棄されることになる(2009/03/25)


126回 海賊退治だと、ショー・ザ・フラッグ
ソマリア沖に出没する「海のテロリスト」海賊の被害が/深刻なことになっている/その対策のため、わが海上自衛隊も護衛艦2隻派遣することに/それと同時に政府は、武器使用も可能となる/『海賊対処法』の成立をめざしている(2009/03/10)


第125回  疑問だらけの裁判員制度
  5月から裁判員制度がスタートする/しかし、裁判員への国民参加、司法の民主化をうたい文句にしたこの裁判員制度、いろいろ問題点を抱えていて大丈夫なのかと心配になる/疑問だらけの裁判員制度は、憲法違反だらけの裁判員制度でもあるのだ。(2009/02/23)


第124回 自衛隊、海外武力行使へGO!!
ソマリア沖の海上で/神出鬼没の海賊が暴れている/アフガニスタンで/いまだに続くテロとの戦い/さあ自衛隊よ/海外での武力行使にGO!!だ/かくて日本、戦争できる国(2009/02/12)


第123回  オバマに「YES I CAN!!」と言ってほしくないこと
ブッシュ大統領の8年間で (2009/01/29)


第122回 新自由主義その非人間的システム
小泉・竹中の構造改革路線の成果が/大量の派遣労働者の出現/使い捨てできるモノのようにされ/人間あつかいされない/彼ら派遣労働者によって/空前の利益を上げてきた大企業(2009/01/14)


第121回 さらばブッシュ、8年間の総括
大統領の任期もあとわずかとなったブッシュが/イラクを電撃訪問し/バグダッドでイラク首相と共に/記者会見をしたのはいいが/イラク人記者に「別れのキスだ、犬め」(2008/12/31)


第120回 マスクマンは正義の味方じゃない
デモや集会があると (2008/12/16)


第119回 サンタにも、花咲じじいにもなれなかった麻生さんにおくる歌
麻生サンタは (2008/12/03)


第118回:「侵略はぬれぎぬ」と言ってのけた言論クーデターのお粗末!!
  イージス艦の漁船への衝突。海上自衛隊員による集団リンチ。防衛省トップの次官の汚職など。最近、不祥事つづきの防衛省、自衛隊。そして今度は自衛隊トップの地位にあるものがやってくれた。(2008/11/21)


第117回:「蟹工船」の次は自分だとマルクスさん大張り切り
  そんな今、求められているのは19世紀に書かれた20世紀の予 (2008/10/31)


第116回:素晴らしき、金持ちによる、金持ちだけの要塞の街、監視と警備は完璧です
そんなゲーテッド・コミュニティー(要塞の街)の日本版ができている/日本の場合は高級マンションの形であるが/厳重な管理と監視システムはアメリカなみでしかも住人は同じ金持ちばかりだから/安全、安心に暮らせるというわけである/そして階級の下の貧乏人たちとの接触は全くしないですむ(橋本勝)(2008/10/17)


第115回:世襲政治は民主主義の墓場
親から子、孫へという世襲政治家たちが/日本の政治を動かしているのかと思うと空恐ろしくなる/これでは日本はとても民主主義の国とはいえない/そんな日本の現実を明らかにするために/国会前にそれら世襲政治家たちの/ご先祖さまのお墓を立てたらいかが……/それはそんな世襲政治家に投票する/国民の政治レベルを思い知らせてもくれるだろう(橋本勝)(2008/09/30)


ペイリン大統領が核のボタンを押す日
ペイリンはマケイン以上に強い愛国心の持ち主である熱血ママ/イラク戦争にも強硬な姿勢だし、19歳の息子もイラクに従軍するという/筋金入りの愛国ママ/そして最近勃発したグルジア紛争でも、ロシアを厳しく批判/いざとなったら戦争も辞さないという軍国ママである(橋本勝)(2008/09/17)


第113回:ブッシュよ、あんたの最後の仕事はオバマを暗殺テロから守ることだ
60年代、ケネデイ大統領、ロバート・ケネデイ、キング牧師、マルコムXと/暗殺が続いた悪夢を、21世紀の今、また見せられるなんてゴメンだ/暗殺というテロリズムによって政治の方向が強引にねじ曲げられる国なんて/民主主義の後進国といわざるをえない/テロとの戦いにご熱心なブッシュ大統領よ、よその国へ行ってそれをする前に/まず自分の国でのテロを防ぐことが先決ではないか(橋本勝)(2008/09/02)


第112回:ああ、素晴らしきかな北京五輪
チベット紛争、聖火リレーの混乱、食の安全、環境汚染/報道の規制、テロを警戒しての厳しい管理体制と/いろいろ問題が山積みで心配された北京五輪だが/どうやら無事終盤をむかえ/成功のうちに幕を閉じそうである/さらに素晴らしいのが開催国の中国選手の活躍ぶり/金メダル争いでも、アメリカを大きく上まわる/圧倒的獲得数!!(橋本勝)(2008/08/20)


第111回:はたしてオバマはグアンタナモ基地をどうするつもりなのか
テロリストの容疑者を拘束、厳しい尋問と拷問をする/アメリカのテロとの戦いを象徴する「悪名高き場所」/国際法も人権も無視し、世界からの非難も無視/そんなグアンタナモ基地を/マケインは間違いなく続けるだろう/一方、閉鎖すると言明していた、オバマもここへきて変化、怪しくなってきた(橋本勝)(2008/08/09)


第110回:武力で平和が作れたら
武力でしか平和が守れないという/バカがいる/セッセセッセと/武力もち/どんどん/武力を拡大し/じゃんじゃん/武力に金つかう/武力でしか平和守れないという/世界はそんなバカが/つくる国だらけ/だから戦争なくならない(橋本勝)(2008/07/30)


第109回:地球からなくなってほしい原発なのに
ふえる ふえる/原発事故の可能性と、核廃棄物/原発ルネッサンスなんてとんでもない/地球の未来のためには/やっぱりなくなってほしい原発は/すてる すてる 原発を/地球からすべての/原発をすてましょう/(橋本勝)(2008/07/22)


第108回:ムツゴロウの「叫び」が聞こえますか
1度はじめた公共事業は止められない/戦後すぐの1952年/有明海の1角の諫早湾を埋め立てて/広大な水田を造るという大干拓計画がスタートした/でもその後、食糧事情の変化や/漁民の反対など、いろんなことがありまして/規模を縮小して防災対策をかねるという形に計画を変更し/1989年に諫早干拓事業の工事が始まった/そして1997年に工事が終わり/諫早湾を潮受け堤防で閉め切ったのである(橋本勝)(2008/07/14)


第107回:死刑讃歌
そして何よりも賢明な国民は/死刑制度が維持されることを支持しています/ああ、素晴らしきかな死刑/日本の安全な未来のため/100人余もいる死刑囚の処刑を/次々と実行していかなければならないのです(橋本勝)(2008/07/07)


第106回:帰還兵たちの星条旗
映画の最後のほうでかかげられている逆さまの星条旗のシーンが象徴的である。天地が逆にしてかかげられた国旗というのはその国家の救援の信号だと言う。愚かなる大統領ブッシュが始めた「テロとの戦い」の主戦場となったイラク。その泥沼であがく米国は、今「助けてくれ〜」のメッセージをおくるしかないということを、この映画は鋭く告発しているのだ。(橋本勝)(2008/06/30)


第105回:君にこそ『蟹工船』を読んでほしかった
今、若者たちの間で80年の時を越え、熱心に読まれている本がある。29歳の若さで官憲により虐殺された小林多喜二が、過酷な労働を強いられる者たちの苦しみと反逆を描いた『蟹工船』である。君がもしゲームに熱中しているばかりでなく、この本を読んでいたら、君はあのような陰惨で非情な事件を起こしたりしなかったろう。(橋本勝)(2008/06/24)


第104回:ダガーナイフを自らの脳に突き刺すしかなかった君よ
そして格差社会や、不安定な派遣社員の身分におとしめつづける、社会への激しい怒りも決して君みたいに、無差別殺人を計画、実行するといった愚かで、非人間的なことに向かったりしない。(2008/06/17)


第103回:飢餓もビジネスにしてこそ「食の商人」!
 投機マネーを食糧に投資し、価格を操作し莫大な利益をあげる。石油に代わるエネルギーということで、トウモロコシ等をバイオ燃料にし、クルマ文明を維持させるため、貧しい国の人びとの食を奪う……。「彼らの」金儲けのためには、多少の餓死者が出てもしょうがない、想定内のことなのである。(橋本勝)(2008/06/09)


第102回:日本の司法の信用を失墜させる「えん罪」を防ぐには取り調べの可視化を!!
えん罪の多発は、民主主義の大きな柱の一つである司法の信用を損なうことにもなる。えん罪を防ぐためにも、取調べの過程を録音、録画した可視化をはかるしかないというもの。それでも可視化に難色を示す警察、検察の方は、全過程ではなく部分的なものならよしとしよう、なんて姑息なことを言っている。もしかしたら、録音、録画した取調べの過程を、自分たちの都合に合わせて編集できると思っているのでは……(橋本勝)(2008/06/04)


第101回:いまだに世界を支配している軍の論理、それが宇宙まで
5月21日、自民、公明それに民主の与野党3党の賛成多数により、あっけなく宇宙基本法が成立した。日本の宇宙開発は平和目的に限るとしていたことから、軍事利用もよしとするという大転換である。あくまでも専守防衛に徹するなら、国際紛争の解決に武力を行使することを禁じた憲法9条に抵触しない、21世紀の日本は、国を守るために、防備は日本周辺から、地球規模へ、さらに宇宙へと拡大しなければいけないというのである。(橋本勝)(2008/05/27)


第100回:9条を標的にして戦争できる国
改憲派にとって憎らしき9条、それを彼らは標的にして狙い撃ち、ボロボロになり崩れ落ち、いつの間に改憲なんてことに……そうならないためにも、議員や裁判官など公務員は、憲法を尊重、擁護しなければならないと定めた99条のもつ重要性を忘れてはならない。(橋本勝)(2008/05/19)


第99回:米軍には思いやり予算、高齢者には思いやらない予算 それが日本の政治
そこでどうだろう、この際、米軍関連の予算をスッパリ切り捨てたら。米軍駐留経費の大幅削減はもとより、米軍の世界戦略に乗せられ、多額のお金をむしり取られることになるだろう、ミサイル防衛計画からも手を引く。そしてこれらの費用を、国民の命と暮らしを守るために使ったらどうか。これこそ思いやり予算というべきであろう。(橋本勝)(2008/05/12)


第98回:中国とチベットがトップ会談、中国の寛大さに感謝せよ
ならばどうだろう、胡錦濤・国家主席と、ダライ・ラマ14世のトップ会談を開くことにしたら。そうすれば中国は、決して硬直した1党独裁の国ではない、民主的な国であることを国の内外へアッピールできるというものです……その成功を祈って、トップ会談の模様を予想して描いてみました、いかがでしょうか。(橋本勝)(2008/05/05)


第97回:イラク派遣の違憲判決を受け自衛隊が新迷彩服
  しかし高裁での違憲判決は、やはり彼らにはショックであったろう。そこであくまでも米軍の戦争に協力を続けるためにも、われわれは9条に違反していませんと、9を模様にした新迷彩服を作り隊員に着用させることに……それで解釈改憲でどんどん戦争する国へとむかっている自衛隊の姿勢をカムフラージュする作戦を展開しようというわけである。(橋本勝)(2008/04/28)


第96回:平均寿命縮小政策で生き残りをはかる国家とは
 お金のあるなしで75歳以上の老人の生と死を選別する老人ジェノサイドともいうべきこの制度こそ、「長寿あきらめなさい、後期高齢者医療制度」なのである。そして、それは75歳以上の老人だけのことではない、国民すべてが対象となる。日本人よ、いつまでもお人よしでいるな、怒れ、日本人!!(橋本勝)(2008/04/21)


第95回:米兵になって、アメリカ人になろう
…評判落ちたアメリカだけど/いまだにアメリカ国籍ほしがる人が多い/というわけで、兵士になれば米国籍あげますと/いろんな人種、いろんな国の若者たちを/誘って、米国に入隊させ/過酷なイラクの戦場に送り込む/まだまだ続くイラク戦争/それにテロとの戦いだって/さらに拡大するだろう/だから足らないアメリカ兵/米国籍あげるから/世界の若者よ、米軍の兵士になりましょう/(橋本勝)(2008/04/14)


第94回:靖国のマインドコントロールで死屍累々
あの沖縄の少女暴行事件で、セカンドレイプ的記事を書いた「週刊新潮」がまたやってくれた。映画『靖国YASUKUNI』の上映中止問題だ。「週刊新潮」が「中国人監督の撮った反日的映画」と書いたことが発端で、それを問題視した弁護士出身の自民党の浜田朋美議員らが試写会を実施。それに触発された右翼の方々が、街宣車、電話、ネットでの抗議活動を活発化。かくて上映を予定していた映画館が、まわりに迷惑をかけるからと、次々と中止をきめたのだ。(2008/04/07)


第93回:国民をマインドコントロールしてこそ軍
 国家が「殺し、殺される」の戦争を遂行するには国民の精神のマインドコントロールは欠かせない。軍の強制なくしてはありえない「集団自決」の持つマインドコントロールの問題は、先の戦争での日本軍にとどまらず、すべての戦争にいえることではないか。(…)将来日本が戦争する国になったときも、国は当然国民をマインドコントロールしているだろう。いやまさに日本国民はそんなマインドコントロールにかかりつつあるのかもしれない。(橋本勝)(2008/03/31)


第92回:たった4000人の米兵しか戦死していないのか!?
米兵の戦死者が4000人を超えた。そんなにも多くの戦死者が、という見方もあろう。だが刺激的な言い方をすれば4千人という数は少なすぎると思う。戦争の民営化による”民間人兵士”の犠牲や、米国籍を持たない兵士は公的な戦死者にはカウントされない、さらに帰還後、戦場で心身に負った傷が原因で死んだり、自殺した者を加えれば戦死者の数はもっと増えるはずだ。(橋本勝)(2008/03/24)


第91回:中国は戒厳令下で五輪するつもりか
中国政府は、インド亡命中のダライ・ラマ一派の扇動によるものという見方をしているが、ダライ・ラマ14世はあくまでも非暴力での行動をよびかけている。もしも中国がさらに強硬な弾圧を実施し、犠牲者の数が増えるなら、北京五輪をボイコットしようとする国際的動きが出るかもしれない。そして平和の祭典のはずなのに戦車が走り回る中での、戒厳令下の五輪開催なんていう悪夢が現実化するかもしれない。(橋本勝)(2008/03/17)


第90回:番号で管理する思想は不滅です
  権力側にとって、住基ネットに個人の情報をどんどん入力していくことで個人情報のすべてを簡単にえることが可能になる。国にとり情報管理には、最適なシステムなのである。ナチス・ドイツの強制収容所では、収容者の腕に番号を刻印して、人間の管理の徹底化をはかった。そして日本で、国家権力の下請け機関となっている観のある最高裁が、住基ネットに合憲の判決を下したのは当然かもしれない。(橋本勝)(2008/03/10)


第89回:これからも米兵の性犯罪隠しにガンバレ週刊新潮!!
それにしても心身とも深く傷ついたであろう少女に対しての、一部メデイアの心ない中傷や非難は実に腹立たしい。その代表的なものが、あの「週刊新潮」の記事である。心温まる表紙絵と違い、中身は俗物根性丸出しの卑しいものが多い。たとえば2月21日号の少女暴行事件の記事である。「危ない海兵隊員とわかっていて女子中学生は、なぜ付いていったのか」という書き方で、まるで被害者の少女に非があるかのようである。(橋本勝)(2008/03/03)


第88回:ミサイルと漁船を標的にイージス艦がテロとの戦い
ハワイでミサイル防衛実験に成功したイージス艦「あたご」が、日本に着く直前の海で、漁船と衝突した。イージス側の過失による事故という観測が強まっているが、最新の超ハイテクを装備してる1400億円もするイージス艦である。そして優秀で責任感の強い海上自衛隊員が乗っている。そんな初歩的なミスをするわけはない。これはテロとの戦いと考えてこそ筋が通る。そこでお節介と知りつつ彼らの本音を代弁することにした。(橋本勝)(2008/02/26)


第87回:海兵隊というより強姦隊だ
  ズバリ言えば、沖縄、日本からすべての米軍基地をなくし、性犯罪予備軍とも言うべき海兵隊はもちろん、すべての米兵を撤兵させるしかない。戦争、軍隊に性暴力はつきものなのである。それは先の戦争で日本軍が犯した、アジア(特に中国)女性への強姦、殺害によっても明らかであろう。その対策として軍は、性奴隷としての「従軍慰安婦」をつくりだした。(橋本勝)(2008/02/18)


第86回:日本人の食が危ない、そこで「新日米安保」宣言を!!
国民の暮らしの安全を保障するのは、決して軍事力なんかではない。ましてやアメリカとの軍事同盟でもない。日本人の食がどっぷり中国人に依存していることが改めて思い知らされた。現在、日本の食糧自給率は、なんと39%、先進国でも最低の水準である。そんな今だからこそ日本人の主食である米の重要性を再認識する必要がある。(橋本勝)(2008/02/12)


第85回:家族内内戦で日本は滅びる
 今、日本で、民族間でも、イデオロギー間でも、宗教間でもない内戦が勃発している。それは家族間における内戦である。おなじみの嫁姑戦争なんてものにとどまらない、夫が妻を、妻が夫を、親が子を、子が親を殺すという陰惨なる戦争である。最近のニュースからもそれは明らかである。夫が妻を斧で殺した。妻が夫を殺し、その死体をバラバラにした。母親が幼い子を屋上から投げ落とした。少年がナイフで母親を、弟を、妹を刺し殺した。父親が高校生の息子を棒で何度も殴り死に至らしめたなどなど。(橋本勝)(2008/02/04)


第84回:ギャンブル資本主義にとっては地球も人間も儲けの対象でしかない
アメリカのサブプライムローンの破綻からはじまった株価の世界的な大暴落、鳩山兄弟が持ち株の下落で80億円の大損をしたとか、NHKの記者が株のインサイダー取引で利益をえていたことが発覚し問題化と株に関する話題が沸騰している。貧しき風刺漫画家である私にとって株など関係ない世界であるが、石油の高騰からはじまる物価の上昇が、庶民の暮らしを直撃していることを考えると無関心ではいられない、というより怒りをおぼえる。(橋本勝)(2008/01/28)


第83回:2大政党制だけが民主主義じゃない
 アメリカの大統領候補指名レースがしだいに盛り上がりをみせている。アメリカはご存知のように象をシンボルとする共和党と、ロバの民主党による2大政党制。労働党と保守党のイギリスと共に民主主義政治のお手本のように考えられている。日本もこの2大政党制にしようとしている。政治改革とやらで小選挙区制を取り入れ、自民党と民主党の2大政党が政権を争う。次の総選挙で政権交代が実現の可能性もあり、2大政党制が成果をあげつつある。しかしである、私は2大政党制が民主主義にとって最良のものとはとても思えない。少数意見の尊重こそ忘れてはならない民主主義の基本原則であり、さらに21世紀の世界にとって大切なキーワードは多様性である。(橋本勝)(2008/01/21)


第81回:暗殺つき民主主義はいかが!?
さて今回の大統領選、民主、共和の候補指名争いが次第に熱をおびてきている。とくに民主党はヒラリー、オバマの苛烈な戦いで注目を集めている。ヒラリーだったら女性初、オバマだったら黒人初の米国大統領になる。これはアメリカの歴史にとって画期的なことである。それだけに激しい反発も予想されるし、イラク戦争がらみの軍需産業の影もちらつく……ということで暗殺という最悪なこともおこりえる。(橋本勝)(2008/01/15)


第81回:禁戦争マークを世界に広げよう
愛煙家のみなさんにとっては憎っくき/禁煙マークがいろいろなところで増えている/愛煙家の肩身はますます狭くなるばかりである/しかし、タバコの煙以上に深刻なのは/戦火のケムリではないか/21世紀になっても世界のアチコチでの/戦火は絶えることはない/タバコ依存症も困ったものだが/戦争依存症から脱け出せない/国も人も、困ったものである/そこで、戦争放棄の憲法9条の9と戦火のケムリを/組み合わせた戦争禁止マークを作り、/世界各地の、戦争や紛争の危険地帯に設置する/かくて禁戦争地域がどんどん広がっていって、/地上に平和が訪れる……/これってムナシイ初夢なのかナ(橋本勝)(2008/01/07)


第80回:自衛隊よ 国際貢献より、宇宙貢献を!!
2007年末の延長国会、給油延長のための新テロ特措法、薬害肝炎、消えた年金などの難問をかかえている時、なんか妙に盛りがっていたのが、UFO・宇宙人論争だ。政府のおエラ方が自説を得意気に展開、特に石破防衛大臣が、防衛問題という観点から、まるで少年のように目を輝かせて熱弁をふるっていて、なんか憎めない人だなあと思わず笑ってしまった。ということで私もこの宇宙人論争に参加することにした。(橋本勝)(2007/12/31)


第79回:ハゲタカにのった骨太の死神がやったこと
テレビで国会のニュースを見ていて、あの小泉,安倍の元、前首相が国会内をウロウロしているのを見ていると変な気持ちになる。「まだ議員をやっていたのか!?」いや、もっとキツイ言い方をすれば「この人たち、まだ生きているの!!」とっくに過去の人になっている亡霊を見ているような感じがするのだ。(橋本勝)(2007/12/26)


第78回:新兵の脳に筋肉増強剤を注入、イラクへ送り込め
 さてこの筋肉増強剤を、脳のパワーアップに利用できないかと米軍が計画している。長引くイラク戦争で米軍は深刻な兵士不足。そのため訓練不足の未熟な新兵を戦地に送り込まねばならない。過酷な戦場体験でPTSDになる兵も多い。そこで平気で人を殺せる感性、自らの死を恐れない鈍感力、熱烈な愛国心、敵への強烈な憎しみといった戦う兵士に欠かせぬ作用をもたらす薬物を新兵の脳に注入、戦う筋肉をまとった戦闘モンスターと化した兵士を大量に作り出して、そして「テロとの戦い」を断固、続行しようというわけである。(橋本勝)(2007/12/17)


第77回:21世紀、歴史は逆行し、人間はますます退化している
時代の逆行ということなら日本も負けていない。安倍前首相は、戦後レジームから脱却とかを掲げ、まるで憲兵の過酷な取り調べが象徴するような戦前レジームへの回帰をはかろうとする。それは幸いなことに頓挫したが、次の福田政権はお国のためとか言っちゃって民主党との大連立をはかる。まるで戦前、戦中の大政翼賛政治の悪夢の再現となるところだった。嗚呼、愚かなる人間よ、このまま滅びの道をたどるのか。(橋本勝)(2007/12/10)


第76回:25条から9条を問い返そう
戦争を放棄する「憲法9条」をもっているはずのニッポン。でも、いつのまに国民の税金で得られたお金で莫大な価格の兵器を買いそろえ、強大な軍事力を持つ国となったニッポン。そんな豊かなニッポンで、生活保護を打ち切られたために、オニギリを食べたいと書き残して餓死した人がいる。毎年3万人の人が自殺(多くは生活苦から)している。医療費が払えないため、病院にも行けず、命を縮めている人がいる・・・。そんな国になってしまったニッポン。(橋本勝)(2007/12/03)


第75回:圧制と 戦ったゲバラも テロリスト!?
それにしても「テロとの戦い」とか「テロ」という言葉には要注意である。テロとは暴力によって政治的目的の実現を図ること。この定義にあてはめると、ヒトラー暗殺も、ベトナム解放戦士の戦いも、パレスチナ解放の戦いも、テロになってしまう。それに革命家たち。毛沢東も、ホーチミンも、カストロも、あの永遠の革命家としてわれわれの心に生きつづけるゲバラも、テロリストということになってしまう。権力側は、反抗するものを「テロリスト」と決め付けることで弾圧することができる。それに「疑わしきはテロリスト」として拘束できるし、まことに権力者にとって使い勝手のいいものなのである。(橋本勝)(2007/11/26)


第74回:われら2代目同士、石油のために戦争を続けよう
11月16日福田首相が渡米し、ブッシュ大統領と会談。そこでブッシュが言いました。「2人はともに日米首脳の息子であり、石油業界の人間だった」。これは親愛の情をこめた発言であると同時に、インド洋上の海上自衛隊の給油活動が期限切れでストップし、その再開のための新テロ特措法(給油延長法)も成立が難航している福田政権へのイヤミとも思える。だた、ブッシュが固執する「テロとの戦い」は、アフガンでもイラクでも状況は悪化するばかり。国内的にも国際的にも孤立するブッシュ米国にとって、日本は貴重な味方。離反しないで、という必死の嘆願でもある(2007/11/19)


第73回:ナベツネがしかけて作る戦争できる国
さて今回の「大連立」だが、その仕掛人として渡辺恒雄の名が挙がっている。自民党と民主党が連立して巨大与党が生まれ、大政翼賛会的な政治が行われるようになったら、それが日本にもたらす弊害は、プロ野球の1リーグ制の比ではない。(…)自分の目の黒いうちに改憲をなしとげたいという執念に燃えるナベツネにとって、大連立は改憲への近道となるはずであった。幸い今回の大連立は頓挫したが、決して諦めるようなナベツネではない。次はどんな策を弄してくるのか、要注意である。(橋本勝)(2007/11/12)


第72回:大連立っていったい何だったのだ!?
  政権交代は民主主義の政治には必要なのだ。二大政党による政権交代を訴えてきた小沢一郎という政治家の正体が見えてきたというもの。そして彼は、自分の思い通りにならないからか、民主党の代表を辞めたいと言い出した。慰留することはない。さっさと辞めてもらって結構。民主党の皆さんよ、「しょせん民主党は第2自民党」なんて言われないためにも、この際「小沢なるもの」から決別をはかるべきだ。(橋本勝)(2007/11/06)


第71回:核すてろ 言うならブッシュ 先にしろ
北朝鮮の核開発に関しては寛容な姿勢を見せ始めた米国だが、イランに対しては断じて厳しい姿勢を変えようとはしていない。ブッシュ大統領は、イランが核を持つようになったら第3次世界大戦たって起こりうる、なんて言う物騒な脅しで、イランに核を断念させようとしている。そんな核超大国の脅迫に対しても、イランのアハマディジャド大統領は強気で、核開発はあくまでも平和利用のためだと言って止めようとはしない。それにインドやイスラエルは、核を持っているじゃないかと反発…。(橋本勝)(2007/10/29)


第70回:いっそ、イラクでゴルフ三昧
防衛省のお役人のトップとして長年君臨していた守屋前事務次官が、軍需専門商社の元専務から頻繁にゴルフ接待を受けていたことが発覚し、大きな問題になっている。たかがゴルフということで済みそうもない。守屋氏が接待の見返りとして何らかの便宜を軍需会社へ図っていれば、それはもう立派な汚職という犯罪。逮捕もあり得る。退職金の返還も求められるかもしれない。ということで、イラクでゴルフをやろうということに。(橋本勝)(2007/10/22)


第69回:小沢党首のショーザフラッグ
だが次に首相になるかもしれない小沢さんは、もしも国連決議によって承認されるなら、日本もISAF(国際治安支援部隊)に参加すべきであると言うのである。つまり民主党が政権を取ったとき、国連の旗の下、日本の自衛隊が対テロの戦闘に参戦することもありえるというわけである。それは憲法9条に違反するものではないというのである。これに対して自民党の議員からそれは憲法違反と反論がでる始末。なんか自民党の方がハト派に思えてきてしまった。(橋本勝)(2007/10/15)


第68回:やっぱり「ミャンマーの竪琴」とはいいたくない
9月26日、政府は治安部隊を大量動員して激しい弾圧に乗り出し、これにより多くの犠牲者が出ることになります。その惨状を伝えるニュースを見ながら思わず連想したのが、「ビルマの竪琴」の僧となった水島上等兵のこと。戦後も60年以上たち、平和のはずの地に見る悲惨な現状に、きっと彼は胸を痛めているでしょう。そして彼の肩の上のインコがきっと叫ぶだろう。「ミンシュカ ダンアツ ハンタイ!」と。(橋本勝)(2007/10/09)


第67回:それでもスモウは日本の国技なのです
スモウは日本の国技なのです/しかし17歳の若者を、親方が兄弟子たちがよってたかってリンチにし/ビール瓶や金属バットでなぐって殺してしまうなんて/おまけに無残な傷だらけの死体を火葬することで証拠の隠滅をはかろうとするなんて/もう犯罪そのものというしかない/それでもスモウが日本の国技というなら/そのシンボルとして、血で汚れた真っ赤な丸い土俵を旗にしてかかげたらいかが(橋本勝)(2007/10/01)


第66回:クルマ生きよ!ヒト飢えろ!
現代の文明はクルマがなくてはなりたたない/でも石油に頼るのはもうやめよう/バイオ燃料でCO2の排出へらし/ストップさせよう地球温暖化/クルマ社会を維持するために/石油からバイオへの転換を/サトウキビにトウモロコシ/人間の食料それで減り/飢えるヒト出てもしょうがない/いま地球の人口は66億人/少しくらい減ってもいいじゃないか/かくて21世紀も車文明はつづきます(橋本勝)(2007/09/25)


第65回:戦争のさらなる進化、民営化
イラク戦争は新たな戦争ビジネスを活発化している。殺し合いという戦闘行為そのものの民営化である。正規の兵士だけでは手が回らない警備などの危険な仕事を、民間の会社にやらせるのである。彼ら民間の「兵士」に犠牲者が出ても、それは戦死者にはカウントされない。これは戦争を遂行するために少しでも犠牲者を少なく見せたい政府としても好都合である。危険な仕事だが、高収入にひかれて、希望者はいっぱいいる。戦争をするための人材派遣会社の好景気は、当分続きそうである。(橋本勝)(2007/09/19)


第64回:ヒゲの隊長の巻き込まれ作戦大成功!
日本の陸上自衛隊は1人の犠牲者も出さずにイラクから撤退した。しかし、もしかしたら戦闘になっていたかもしれない事実が発覚した。ヒゲの隊長こと佐藤正久一佐がテレビで、オランダ軍が攻撃された際、情報収集の名目で現地に行き、巻き込まれる形で戦闘に参加するつもりだったと語ったのだ。マスコミでは全く報道されないこのことを、ネットがとりあげて大きな問題になっている。(橋本勝)(2007/09/10)


第63回:死刑五輪、優勝するのはどこの国!?
  そこでどうだろう。死刑大国の中国として、2008年の北京五輪で、死刑制度の必要性を大いにアッピールしたらどうか。スタジアムで、最近あまり見られなくなった公開処刑を実施し、社会の治安、秩序を維持するための厳しい罰則の大切さを訴えるのである。これにはテロとの苛烈な戦いを続ける米国なども賛同するのではないか。スタジアムの観客席には、死刑存続国から、多数の応援団が押し寄せ、国旗を打ち振り「死刑サンセイ!」を連呼する。もちろん日本もその中にいる。(橋本勝)(2007/09/04)


第62回:死刑制度存続のためには、吊るしまくるしかない
8月23日、3人の死刑が執行された。長勢法相はこれで就任以来10カ月の間に10人の死刑を実施したことになる。死刑制度は断固維持しなければならぬとの法の最高責任者の責務を懸命に果たしているというわけである。厳罰化の流れでこの数はさらに増えるであろう。彼らを獄中で病死させてはならない。死刑という罰を受けさせなければならない。国家としてはどんどん死刑を執行する必要がある。(橋本勝)(2007/08/28)


第61回:安倍首相、インドの奇跡
8月19日、首相はインドを訪問するが、その際、東京裁判で判事を務めたパル氏の遺族に会う予定である。氏は戦争を憎み、平和な世界を希求する人であった。それはパル氏が尊敬する人が、インドの生んだ非暴力主義者、マハトマ・ガンジーであったことからも分かる。そのガンジーの非暴力主義を、国として宣言したのが、日本の憲法第9条と言える。安倍首相よ、せっかくインドを訪問したのだから、ガンジー記念館を訪ね、ガンジーの非暴力主義に思いをめぐらしてほしい……。(橋本勝)(2007/08/20)


第60回:人心一新チャレンジ内閣、そして誰もいなくなった
参院選で自民党は歴史的大惨敗。ああ、これで安倍首相のあの顔を見ないですむようになったと思ったら、なんと首相は早々に続投宣言。さすがに自民党議員からも「辞めろ!」コールが出ているが、首相は一向に気にしていない。人心一新、新たな内閣のもと、改革を進めますと大張り切り。かくて生まれた安倍新内閣。首相を囲んでの記念撮影となりました。でも出来上がった写真を見てビックリ。ご満悦の安倍首相以外の顔は、みんなノッベラボー。前途多難を予想させる顔の見えない新内閣のもとの船出。かくて永田町怪談の幕が開く。(橋本勝)(2007/08/13)


第59回:ユリコよ、ジュゴンの身にもなってみろ
 環境省が8月3日に、ジュゴンを絶滅の恐れのある野生動物の1つに指定した。ならば、ジュゴンの棲む辺野古の海に、現在進行中の米軍基地建設を即時ストップさせるべきであると思うのだが、指定はしたが、絶滅してもしょうがないとでも言うか、止める気はないみたい。(橋本勝)(2007/08/06)


第58回:目的は手段を正当化しない
強大な軍事力に対して厳しいゲリラ戦を戦う武装集団には、通常のモラルが通じないことも確かである。だが、あえて言えば、いかに崇高な目的があっても、そのための手段が残忍で非人道的であるなら、目的も汚れたものになる。さらに、暴力というものは、それ自体が腐敗するものであることも強調しておきたい。(橋本勝)(2007/07/30)


第57回:人間よ、いつまで核の上で死の踊りをつづけるの
ヒロシマ、ナガサキの/次に落とされるのはどこの都市/戦争やめられない人間だから/核兵器はなくせない/核を持っていい国、駄目な国/決めればなんとかなるのかな/でも、増やさぬつもりが、増えていく/戦争に絶対必要、核兵器/持ったからには、捨てはせぬ/戦争を抑止するためとかいっちゃって/持ちつづけるのさ、核兵器/そして、やがてくる、核のボタンが押される日/その時が来るまで/みんなで踊ろう、死の踊り(橋本勝)(2007/07/23)


第56回:バグダッドに巨大な壁で取り囲まれた米兵砦を!!
ブッシュ米大統領が始めたイラク戦争はますます泥沼化。米兵の死者も4月から3カ月連続で100人を超えるなど最悪。米軍の撤退を求める議会の圧力も強まるばかりである。しかし、イラク戦争の最高司令官であるブッシュは、イラク駐留軍の撤退を断固拒否。大事なのは大統領としての歴史的評価。イラク戦争が完全な失敗に終われば、間違いなくブッシュは、最悪米大統領の史上ランキングのトップになる。だから戦争を続けるしかないというわけである。(橋本勝)(2007/07/17)


第55回:大臣クビでも地球をクビにするわけにはいかない
地球上に今でも3万発近い核兵器があり、いつでも核戦争OKの準備ができている異常さを、しょうがないと思ってはいけないのです。原爆投下は戦争犯罪と言えない理由は、米国と同盟関係にあるから、さらに米国の核の傘で日本は守られているのだから、しょうがないという核抑止論から脱却するためにも(…)戦争は地球かなくならない、それは人類の死に至る病だから、しょうがないというあきらめを克服するためにも、「反しょうがない」を宣言しよう。(橋本勝)(2007/07/09)


第54回:歴史の真実を暗黒の闇の中に葬り去ろうとするものはダレなのか
  近年、歴史の教科書から「従軍慰安婦」の記述が消されています。今年になり、慰安婦に対する国の狭義の強制はなかったと国のトップが発言、問題になり沈静化を図ったのに、米ワシントンポスト紙に政治家や有識者の勇士が出した意見広告で、慰安婦問題の事実をごまかそうとする主張が大きな反発を呼んでしまった。そして6月26日、米下院の外交委員会で、旧日本軍慰安婦問題についてちゃんと謝罪すべきという決議案が可決された。自らの国の歴史の誤りを外圧によってしか正せない日本。困ったものです。(橋本勝)(2007/07/02)


第53回:国民の安心・人生設計は11ケタの番号で
5000万件の消えた年金記録問題をこんな形で利用しようとするとは、権力は転んでもただでは起きないと思わざるを得ない。6月22日、政府・与党は、年金や医療保険、介護保険の個人情報を一元的に管理する「社会保障番号」の導入を、2011〜12年度をめどに図ることを検討し始めたという。ICチップ入り「国民カード」を全国民に1人1枚ずつ配布し、これを住基ネットに連携させる。これで年金記録の入力ミスがなくなります、どうぞ国民のみなさまご安心下さい!というわけだ。(2007/06/25)


第52回:21世紀、世界はまた新冷戦時代に突入した
さて、歴史は繰り返すというが、今、ブッシュ米大統領が熱心に進めるのがミサイル防衛。北朝鮮の核に備えるためということで、日米が協力して進めている。そしてヨーロッパでも、イランの核から守るということで、チェコとポーランドにMDの拠点を作ろうと計画。これに対し、ロシアのプーチン大統領が猛反発。そんなことをするのなら、核の狙いを再びヨーロッパに向けると発言し、新たながん核競争になりかねないと牽制した。なにやら20世紀、核で対峙しあった冷戦時代の再現みたいになってきた。MDがはたして現実に役に立つにかという疑問もさることながら、核を核で防ぐという考え方をいつまでたっても止めることのできない、ヒトという生き物の愚かさには絶望的にならざるを得ない。(橋本勝)(2007/06/18)


第51回:国民を監視してこそ軍なのだ
 自衛隊のイラク派兵の際に、世論の動向を探るということで、自衛隊情報保全隊によって調査票が作成されていたことが分かり、問題になっている。彼らにとっては、それがなぜ悪いのだという思いであろう。先日、改憲手続き法ともいうべき「国民投票法」が成立したが、次は、改憲促進法ともいうべき「国民監視法」が欲しいのである。もっとも「有事法制」「住基ネット」「個人情報保護法」「君が代・日の丸教育」などで準備はOKなのである。戦後レジームからの脱却にあらず、戦前レジームの「治安維持法」の復活じゃないかと言いたい奴には言わしておこう。「国民監視法」では、新しくて厄介なメディアであるインターネット対策には、万全を期さねばならない。ネット上での反国家的な言論と政府批判を野放しにしておくわけにはいかないのである。当然「日刊ベリタ」も監視の対象になることを警告しておこう。(橋本勝)(2007/06/11)


第50回:美しい国の、美しい海は、ダレのもの
日米のチームプレーで/基地づくり/世界の平和と安全を守るため/戦う米軍の基地づくり/自衛隊も出動し/邪魔するものを排除する/ジュゴンが生息する/海の上での基地づくり/ジュゴンの犠牲も仕方ない/世界の平和と安全を守るため/日米のチームプレーで/基地づくり(橋本勝)(2007/06/04)


第49回:脱走兵に、米国の良心と、希望を見る
 イラク戦争も5年目に突入した。情勢は悪化するばかり、ブッシュ米国の始めた戦争は完全な失敗である。米兵の戦死者は3500人に迫ろうとしている。だがこの数字以上に米軍にとって深刻なのは、8000人というイラク開戦以来の脱走米兵の数だ。脱走というのは最悪の場合、銃殺刑になりかねない重罪である。生半可な覚悟でできるものではない。8000人それぞれの思いと事情があるのだろうが、主な理由の一つとして、戦場での死の恐怖よりも、大義を感じられない戦争で、住民(特に女性と子ども)を殺害してしまうことへの拒否感があるという。(2007/05/28)


第48回:改憲の 議員ばかりで 国ほろび
5月14日、改憲準備法とも言うべき国民投票法が成立。自民党悲願の憲法改正が実現へ向かっての大いなる一歩を踏み出した。早ければ2011年には改憲、すなわち戦争放棄の9条が破棄されることになるだろう。しかし、この改憲への大きな壁になるかもしれないのが、衆参両院で3分の2以上の賛成を得て、改憲を発議できるかということ。今回、国民投票法を政府与党が強引に決めたことで、民主党との改憲への協力関係にひびが入り、3分の2以上の賛成を得るのが難しくなったとのマスコミの観測がある。だが護憲派の人々よ、そんなマスコミの生ぬるい見方に安心しては駄目だ。(橋本勝)(2007/05/21)


第47回:9条より 安保が、戦後レジームなり
米国の核の傘、その核抑止力によって守られているという平和、独立国なのに外国の軍隊の基地があり続けている異常さ。戦後レジームからの脱却を言うなら、まずそこから問い直さなくては。改憲、つまり9条を変えて戦争できる国になって、米軍といっしょに戦うことが戦後レジームからの脱却ならゴメンこうむりたい。(橋本勝)(2007/05/14)


第46回:集団的自衛権いつのまに地球的自衛権
  日米同盟は単なる仲良し連合ではない。血の犠牲をいとわない軍事同盟でもある。憲法9条で戦争放棄をしているとはいえ、自衛権まで否定されているわけではない。強い同盟関係にある米国を守るということは、日本を守ることでもあるというわけだ。拡大解釈の極みと言えよう。というわけで日本は、世界規模で「テロとの戦い」を進める米国に協力、つまりいっしょに戦うことになる。さらに急速な軍拡を強める中国、核ミサイルを開発しかねない北朝鮮との戦いだってあり得る。日本の集団的自衛権が、地球を襲う魔手から守ろうとする「正義の戦い」をする米国との地球的自衛権になりかねないのである。(橋本勝)(2007/05/07)


第45回:おじいちゃんといっしょに歴史のお勉強
日本の兵隊さんは/決して他の国の女の人を/性のなぐさみものにするような/卑劣なことはしません/まして女性を強制的につれてくるようなことは/したりしませんでした/日本の兵隊さんは/決して住民を/戦争に巻き込んだりするような/非情なことはしません/まして住民にたいして自決を強要するようなことを/したりしませんでした/国を守るために/自らを犠牲にすることも恐れない/心やさしく勇敢な/日本の兵隊さんは/みんなの誇りです(橋本勝)(2007/05/01)


第44回:世界はいまだに無法地帯だから
 近年、あまり流行らなくなったとはいえ、米映画といえばやはり西部劇。それは「フロンティア・スピリッツ」「自分の身は自分で守る」といった米国人の精神のバックボーンを作っている。市民が銃を持つ権利は憲法で保障されているのである。だから、32人が殺されたバージニア工科大学での無差別大量射殺事件のようなことが起きても、決して銃規制に向かうようなことはない。それどころか、学生が銃を持っていれば犯行を防げていただろうなんていう意見が出てくる始末だ。さらに米国は、正義は力によってこそ守られるという西部劇もどきの論理を、米国内だけでなく世界で展開しているのだから困ったものだ。(橋本勝)(2007/04/23)


第43回:国愛せ 言って戦争 する国へ
 4月13日、改憲手続き法ともいうべき国民投票法案が衆院で可決された。安倍首相の満足気な顔……都知事選で圧勝し三戦を果たした石原慎太郎の得意気な顔とともに、先週見ていて、実に不快にさせられた2つの顔であった。あの石原都知事の教育現場での「日の丸・君が代」の強制がこれからも続くのだ。そして安倍首相は「愛国心」教育にこだわり、改憲して戦争できる国づくりを目指す。今、日本はたいへん危ない状況になっていると思わずにいられない。個人は国家のためにあり、国を守るのは何よりも軍事力という。旧時代の思考と感性に呪縛された首相には、レッドカードを出すしかない。(橋本勝)(2007/04/16)


第42回:ブッシュは最高、最悪のスタンダップ・コメディアン
  先日、テレビの米国政界のこぼれ話的ニュースで、ブッシュがラジオ・テレビ記者のパーティで自虐ネタのトークで大ウケというのを見た。それは「我が生涯最良の日々」ということで、支持率が30%になったとか、副大統領が狩猟のときに友人を誤って撃ち殺した、なんてことをしゃべって大爆笑をとったというもの。こんな一国のトップともあろう者が、自分を笑い者にするトークをするなんて、さすが米国の民主主義はすごいと妙に関心してしまった。あの無邪気で楽天的な顔でキツイことを言うブッシュは、スタンダップ・コメディアンに向いているのかもしれない。(橋本勝)(2007/04/09)


第41回:歴史から 真実消して 美しい国
 太平洋戦争の中で最も悲惨なものの1つが沖縄戦。軍隊が無理やり自国の住民を巻き込んだこの戦いを象徴する悲劇が集団自決である。この史実に対して今回の教科書検定は、高校の日本史教科書から「日本軍が自決を強いた」という趣旨の記述の修正を求めたのである。/戦争の歴史でもあった日本の現代史から、なるべく醜いところを消していきたいというのが文科省の狙いであり、政府の意向でもあろう。/日本軍の兵士は勇ましいだけでなく、清く正しいというイメージを教育の場で子供たちにうえつけていきたい。それでこそ安倍政権の信念である「戦争できる美しい国」実現の可能性も、出てくるというわけであろう。(橋本勝)(2007/04/02)


第40回:開戦4年、ブッシュの頭に劣化弾
ここへきてブッシュは最後のあがきとも思える2万人の米兵の増派を、議会の反対を無視して決定した。そんなイラクの地の荒廃と人々の苦しみを何よりも物語っているのが、パパ・ブッシュが湾岸戦争で、息子のブッシュが今回の戦争で、大量に使用した劣化ウラン弾の後遺症だ。放射能による土地の汚染、人間の被爆は深刻である。ただブッシュの劣化した頭の中では、そんな人々の苦しみを想像することは無理というもの。軍靴の中でレームダック化したブッシュの頭を、立ち入り禁止にするしかないか。(橋本勝)(2007/03/27)


第39回:原発の事故隠し、警告!のマークを設置せよ
8年前、北陸電力の志賀原発で臨界事故が起きていたことが発覚した。下手をすれば放射能漏れなどの大事故にもなりかねなかった。この事故を所長ら幹部は、明らかになると面倒なことになると隠し続けてきた。その無責任さには呆れると同時に強い怒りを覚える。こうした隠匿体質は、トラブルの報告漏れやデータの改ざんなど、この業界全体に巣食っているといっても過言ではない。日本で現在、運転中の原発は55基もあるというのに。(橋本勝)(2007/03/19)


第38回:「慰安婦」問題にみる安倍首相の美事な鈍感力
安倍首相の本音としては、すべては民間業者がやったこと、誇り高き日本軍がそんな破廉恥なことはやっていないとしたいのだろう。かつて「河野談話」を批判し「慰安婦」が教科書に載ることに猛反対した議員グループの先頭に立っていた安倍さんだ。慰安婦にされた女性の痛み、苦しみを、鋭敏に感じ取り、そして、そんな制度を作ることをよしとした侵略戦争を始めた日本帝国、その軍隊、そんな歴史への想像力を巡らすならば、この問題の本質が分かるはずだ。安倍首相のそんな「美事な鈍感力」では、「美しい国」のトップをとてもまかすわけにはいかない。(2007/03/12)


第37回:地球からの警告を発信する信号式地球儀はいかが
 おそらく地球が丸いと認識している生き物は人間だけでしょう。人間の進化を、そしてその文明の証のひとつが地球儀。それほど優れた種であるホモ・サピエンス(知あるヒト)たる人間が、21世紀の今、地球に危機をもたらしているとは、何という皮肉か。人間の活動がもたらす温暖化、異常気象、酸性雨、原発事故などの環境破壊、それに人間同士が殺し合うことによる地球の荒廃、最悪の場合、核戦争によって地球は死の星になりかねない。もはや地球は、美しい青い星ではなくなっていると警告を発信するため、「注意せよ!」との黄色い地球、「危険!文明の暴走をストップせよ」という赤色の地球、この3色の信号式の地球儀を作ろう。そしてこれを手元に常に置き、人間の文明が誤った方向へ進まないようにしようではありませんか。(橋本勝)(2007/03/05)


第36回:チェイニー来たりて、金むしりとる
 ブッシュ米政権のネオコン最後の生き残り、あのチェイニー副大統領が2月20日に来日。たった3日間だけの滞在。「いったい何しに来たの?」は愚問だろう。もはや内戦状態の泥沼化、でも引くに引けないイラク戦争。米軍の増派も決めて「対テロ戦争」を米国はやりぬくぞという覚悟を世界に見せた。でもそんな米国の戦争には、ついていけないという離反する国が続出。盟友である英国でさえ撤退を始めた。そんな中で、日本は米国のイラク戦争を支持している数少ない国。その安倍政権に巨額のイラク戦費を出させるために、でいかい顔してやってきたのだ。それになんといってもチェイニーは、イラク戦争で大儲けしている軍需産業の大物。彼のことを動く軍産複合体と呼びたいくらいだ。(橋本勝)(2007/02/26)


第35回:格差の進行で日本はバラ色
「格差社会はいいことだ」とは、挑発的なタイトルである。2・21号の日本版「ニューズウィーク」の特集記事。安倍政権が大喜びしそうだ。まるで自民党の応援誌になったみたい。さて肝心の中身だが、早く言えば「上が儲かれば下にもそのお余りが回るようになるから、格差くらいガマンしろ」というもの。(…)ここは我らが下層階級の代表ともいうべき放浪紳士チャーリーにご登場願い、誤った言説をまき散らす「ニューズウィーク」を、怒りを込めて蹴っ飛ばしてもらうことにした。(橋本勝)(2007/02/19)


第34回:美しい日本には、裸の王様がよく似合う
 閣僚の不祥事、失言、地方選の敗北、下がる一方の支持率……と安倍政権がピンチである。身内の与党議員から「裸の王様化している」と苦言を呈される始末。野党側が「格差問題」で攻勢をかけてくるのに対し、首相は戦後レジームからの脱却とやらで「改憲」にこだわり、国民の思いから遊離するばかり。そしてブッシュ大統領のイラク政策に対して、厳しい批判が国際社会から浴びせられているのに、わが日本の首相は、ブッシュ追従の姿勢を変えようとはしない。かくて改憲により、米国とともに戦争のできる軍隊となった自衛隊の出兵式には、裸の王様にあらず、裸の最高指揮官の安倍ちゃんが……。(橋本勝)(2007/02/13)


第33回:産めよ、増やせよ、兵士にせよ
 日本の国会は柳沢厚労相の「女性は産む機会」発言をめぐって大揺れである。失言でしたと平謝りの柳沢さんよ、情けない。大和男子なら、なぜ我が本音だと言わないのか。安倍首相もよくぞ言ってくれたと賛美しないのか。少子化で国家が危機に瀕しているときである。日本を強く美しい国にするための国力となる基は人口である。女性たるものは子どもをたくさん産むことによって国家に奉仕しなければならない。子どもを作らぬ女性は非国民である。戦前回帰の首相としては、今こそあの美しいスローガン「産めよ、増やせよ」の再生をはからなければならない。生まれてくる彼らは近い将来の日本の労働力となり、兵力となるのだ。それでこそ戦争放棄の9条を変えようとする美しい国の首相というものだ。(橋本勝)(2007/02/06)


第32回:米兵の 増派 棺も 増加させ
 イラク戦争の失敗でブッシュの支持率は30%を割る始末。でもたとえ選挙で負けようと、議会で反対の決議をされようと、米軍の最高指揮官は自分だと、ブッシュ大統領は2万人の米兵の増派を決めた。この調子でブッシュが大統領でいるさらに2年も戦争が続いたら、あとどれくらい戦死者を納める棺が必要になるのだろうか。米兵の死者数が4000人、いや5000人を超えるかもしれない。そのとき、イラク人の犠牲者は……考えるだけでも恐ろしい。(2007/01/29)


第31回:国民投票法 決めて戦争へ また1歩
 5月3日は憲法記念日。その日までに国民投票法案を成立させたいと中川自民党幹事長が言った。安倍首相も任期中に(いつまで続くか分からないが)改憲をやり遂げたいと述べている。(…)こうして人類史的にも、戦争の文明を克服し、未来の平和な世界を実現するコンパスとなる憲法9条が捨て去られることに。かくて日本は戦争できる普通の国となり、国民がミリタリーによってコントロールされる国になる。そんな新しい憲法になってからの憲法記念日は祝日というより、日本の、そして世界の厄日となるだろう。(橋本勝)(2007/01/22)


第30回:“美しい国”の労働組合はかくあるべし
スクラム組もうよ、労働者諸君!!/もう労働組合なんかに頼れない/労働者の権利なんてことを言っている時代じゃない/国家に従順な労働者になろう/スクラム組もうよ、労働者諸君!!/教育基本法も変わり/愛国心を子どもたちに教え、未来の兵士を作り出す/国家あっての国民だ/だから労働者も、子どもたちに負けずになろう愛国者/スクラム組もうよ、労働者諸君!!/国があってこそ、会社もあり、労働者もある/国の安全を守るのは、やっぱり軍事力/そのためにも憲法九条変えて、自衛隊を“美しい国”の軍隊に/さあ、スクラム組もうよ、労働者諸君!!(橋本勝)(2007/01/15)


第29回:フセインの死刑に乾杯!!
死刑判決からたった4日での死刑執行/そのスピードに乾杯!!/これ以上、法廷でしゃべらすなと/口封じのための処刑に乾杯!!/内戦状態のイラク、まだフセインの時のほうがましだったと/言わせないための処刑に乾杯!!/米国に育てられた恩義を忘れ、米国に歯向かった者への/みせしめのための処刑に乾杯!!/大量破壊兵器もなく、民主化もうまくいかない/イラク政策の失敗を、忘れるための処刑に乾杯!!/米国の正義と自由の象徴である/自由の女神に吊り下げられた/君の死体に乾杯!!(2007/01/09)


第28回:人類の核文明は負のピラミッド
20世紀、人類は核と言うパンドラの箱を開けてしまった。戦争をする究極の道具であり、人類に死をもたらしかねない核兵器。そして核のエネルギーの「平和利用」という原発。だが事故が起これば地球規模の核汚染となりかねない。さらに日常的に膨大な核廃棄物を出し続ける。21世紀の今、核兵器と核廃棄物が積み重なり作られている巨大なピラミッド。最上部には、いつ転がり落ちるか分からない危険なバランスの上に、地球がのっている。ちなみにこの絵をひっくり返すと、地球に降りかかってくる無数の核兵器と核廃棄物の図となる。(2006/12/25)


第27回:仏教徒がバグダットで「命」のパフォーマンス
ところで、無神論者の私としては、自らの信じる神を絶対視する宗教こそ、戦争の最大の要因といいたくもなるが、そんな憎まれ口はここでは止めておこう。命の大切さを説いてこそ真の宗教!ということで提案がある。イラクで、中立的立場の仏教徒に和平への重要な役割を実践してほしいのである。そう、仏教の偉いお坊さんよ、京都なんかではなく、憎しみと死が支配する戦乱の地バグダッドでこそ、「命」の字を書くパフォーマンスをやったらと思うのですが、いかがでしょうか。(橋本勝)(2006/12/18)


第26回:ロシア特産の民主主義はいかが
ロシア名物/マトリョーシカ(木製人形)のプーチンさん/あけてビックリ/中から出てくる、出てくる/血まみれ、毒まみれのお人形さん/でもプーチンさん、関係ないと言ってます▼ロシア名物/専制政治/ロシア皇帝、スターリン、そしてプーチンさん/時うつり、政治体制かわれども/専制政治は変わらない▼ロシア名物/秘密の組織/秘密警察、チェーカー、KGB、FSB/その名は変われども/やることは変わらない/拷問、謀略、銃殺、毒殺まかしとけ/専制政治をささえます▼そしてプーチンさんが言ってます/ロシアにはロシアの民主主義があるのだと(橋本勝)(2006/12/11)


第25回:これが橋本版「非核5原則」だ
米国、ロシア、英国、フランス、中国、インド、パキスタンについで北朝鮮も核クラブ入りしようとしている。そして近隣の国が核を持ったのだから、国を守るために日本も核武装を、なんて言い出す者も出かねない。ああ、なんと人間とは愚かな生き物なのだ。結局は自殺行為となりかねない核の存在をなぜ許し続けるのか! 世界の人々よ、ともにおおいに語り合い、考え、よい知恵を出し合い、地球を真の非核の世界にしようではありませんか。(2006/12/05)


第24回:戦争で心が壊れないことの異常さ
  普通の若者が突然、殺し殺される戦場に放り込まれる。戦友の手足が吹き飛び、内蔵がはみ出る無惨な死。常に自分も狙われているという疑心暗鬼から、子どもを殺してしまい、その罪の意識にさいなまれる。それに戦争の大義さえあやふやとなり、助けているはずのイラク市民から憎しみの視線を浴びる。そんな戦場での日々を送り、無事に帰還したことしても、普段の生活にスンナリ戻れないのは当然ではないか。(2006/11/27)


第23回:米軍基地があるからオキナワは生きていける?
 11月19日の沖縄県知事選挙、野党が一致して推す「反基地」の糸数慶子氏は、自公が推す仲井真氏に敗れた。「命こそ宝」というより「おカネこそ宝」、もはや基地問題より経済振興が優先。日本の米軍基地の3分の2が沖縄にあるという現実を、受けとめるしかないというであろうか。戦後60数年、米軍の基地の島であり続けた沖縄の人たちの「賢明な選択」がこの選挙結果というものか。(2006/11/20)


第22回:「核抑止力」という言葉を死語にしよう
 米ソの冷戦時代、あのキューバ危機は「核抑止力」が実際に効果をあげた歴史的事例だというおバカさんよ。キューバ危機は、ほんのラッキーな偶然によって人類滅亡へといたる全面戦争にならずにすんだという、歴史の教訓であったはずなのだ。米国の核の傘で日本の安全と平和が保たれていると本気で信じている者よ。歴史に学べず、未来への想像力なき者よ。21世紀、人類が死滅しないためには、「核抑止力」が死語とならなければならないのだ。(橋本勝)(2006/11/13)


第21回:イラクから撤退すべきか、否か、それが問題だ
 イラクでの10月の米兵の戦死者が100人を超えた。これは2005年1月以来のこと。もはや内戦状態の泥沼化。米軍のイラクからの撤退もあり得る。だが米軍の撤退はイラクの混乱をいっそう深めかねない。残るも地獄、去るも地獄、嘘だらけの大義と楽天的予測でイラク戦争を始めたツケとはいえ、ブッシュさんの悩みは深い。11月7日の米中間選挙での最大の争点も、悪化するイラク戦争だ。ブッシュの共和党の敗北が予想される。かくてブッシュ政権は「生か、死か、それが問題だ」のヨロヨロメロメロの瀕死の状態で終末を迎えることになるだろう。(橋本勝)(2006/11/06)


第20回:ガンジー、キング、イケダという悪い冗談
 その日の朝、「ガンジー、キング、イケダ」という本の新聞広告を見たとき、思わずわが目を疑い、次に笑いがこみあげ、そして怒りがわいてきた。「国も文化も宗教も異なる3人がともに「非暴力」と「対話」による変革という人類の偉大なる旗手となった」という宣伝文句のこの本の出版元は第三文明社。言うまでもなく創価学会系の出版社である。その創価学会のリーダー池田大作名誉会長を、非暴力主義の思想家であり実践家であったマハトマ・ガンジーとマーチン・ルーサー・キングと並べるとは、なんと厚かましいというか、恥を知らないというか・・・。(橋本勝)(2006/10/31)


第19回:ホワイトハウスの地下にグアンタナモ収容所を移したら
 米政府が「テロとの戦いに欠かせない道具」と位置づける法が、10月17日にブッシュ米大統領が署名し、発効した特別軍事法廷の設置法。早く言えば、捕まえたテロ容疑者に人権などないというとんでもない法だ。いっそホワイトハウスの地下に秘密の収容所をつくって、ブッシュやラムズフェルドの直接指導のもとに容疑者の取り調べをやったらいかが・・・。かくて夜な夜な、ホワイトハウスの地下から人間の悲鳴やうめき声が漏れてくることになったのである。(2006/10/23)


第18回:悪夢を見ることができる想像力が奇跡を生む
  ついに起こってしまった最悪の事態/この悪夢をどうやら3人が、共に見て目覚めたらしい/まず日本の安倍首相が危機回避には/米朝首脳の直接対話しかないと、懸命の外交努力/そして米国のブッシュ大統領が/その提案にのり、強硬策をひっこめた/そうして北朝鮮の金正日総書記も、対話のテーブルで/核の放棄を約束する/人間どもの愚かさをひっくり返すには/こんな奇跡を信じるしかない/これを風刺漫画家の荒唐無稽の悪い冗談/信じられな〜い なんて言わないで/(橋本勝)(2006/10/16)


第17回:北朝鮮が核実験してなぜ悪い
 北朝鮮の核実験にストップをかけようというのは結構だが、それと同時に自国の核の廃絶の意向を示してこそ説得力も出るというものである。そして北朝鮮は2058回目の核実験をやってしまった。嗚呼・・・。(橋本勝)(2006/10/10)


第16回:日本のパスポートの表紙が変わりました
 パスポートは日本人であることの証明です。そのパスポートの赤い表紙の中央にあるのが菊の紋章。天皇が日本の象徴であることを再認識させてくれます。日本の象徴といえばもうひとつ忘れちゃならないのが、戦争放棄を掲げた憲法第9条。まさに平和国家日本を象徴するものといえます。そこで21世紀いまだに戦火の絶えることのない世界に向けてのアッピールという意味をこめて、9条と菊を重ね合わせたものを、パスポートにのせたらという案が出されたのです。(2006/10/02)


第15回:東京都は石原のためのミニ国家じゃない
 どうやら日本の首相にはならずじまいに終わりそうな石原慎太郎、さぞ残念でしょう。そんな彼にとっての権力欲を満たしてくれるのは東京都知事の座。とかく権力者というのは自分が国家を背負っていると思いたがるもの。国旗と国歌は国家にとって何よりも大切なシンボル。というわけで石原都知事が「日の丸」「君が代」に敬意を払おうとしない教師に腹を立てるのも当然ということか。そして国家は強制する力がなければならない。「日の丸」に起立せず、「君が代」を歌わぬ教師に罰を与えてこそ国家。愛国心なき教師に国家の未来を担う子どもを任せるわけにはいかない。(2006/09/25)


第14回:ブッシュのイメージチェンジ作戦
中東がだめなら、中南米があるさというわけで、米国の裏庭であるラテンアメリカで「米国を愛して!作戦」に乗り出した。なにしろベネズエラ、ブラジル、ボリビアと次々生まれる左派政権、おまけにキューバのカストロ政権は長年にわたる宿敵と、米国にとって中南米は緊急の課題。そこでブッシュ米大統領は、キューバのハバナで開催の非同盟会議に極秘に潜入をはかる。あのテロリストにあらず伝説のゲリラ戦士、ゲバラのTシャツを着たブッシュの、チャベスもカストロも仰天のイメージチェンジ作成!!うまくいったらおなぐさみ。(橋本勝)(2006/09/19)


第13回:ブッシュはデモクラシーのファシストである
偉大なる使命を神からあたえられし聖なる戦士▼史上最強の帝国、米国のリーダー、その名をジョージ・W・ブッシュ▼まるで安っぽいハリウッド製アクションドラマみたいに▼世界を善と悪に二分化し、邪悪なるモノを打ち倒す善なる戦い▼「ナチ!」「アカ!」「テロ!」という▼自由と民主主義をおびやかす全体主義の魔手から▼全人類を守らんとする十字軍の戦士▼右派キリスト教というカルトの狂信者ブッシュの戦いは始まったばかりだ▼たとえ世界が廃墟になろうと、死体の山が築かれようと▼民主主義を全人類にもたらすためには▼大量破壊兵器だって使うし、拷問だってしてみせる▼聖なる戦士ブッシュに神の祝福を!!(橋本勝)(2006/09/11)


第12回:もうひとつの9・11を忘れない
あの2001年9月11日の「同時多発テロ」から5年がたつ。その後の「テロとの戦い」ということで、米国が、アフガニスタン、イラクへ仕掛けた戦争については、ここでは言うまい。もうひとつの9・11について問題にしたい▼1973年9月11日、チリで軍事クーデターが起き、アジェンデ政権が倒れ、アジェンデも殺害された。このククーデターの背後には、南米初の社会主義政権に危機感をもった米国があり、CIAの秘密工作がクーデターの成功の大きな力となった。気に入らない他国の政権に干渉し、時には実力行使も辞さない米国の姿勢は一貫している▼そして2002年にベネズエラで起きたチャベス政権への軍事クーデター(民衆の抗議デモで未遂に終わる)にもCIAが関与していたのは間違いない。こんなことをしているから「米国こそテロ国家!」と言われてしまうのだ。(橋本勝)(2006/09/04)

第11回:新首相といっしょに記念撮影
記念写真をとろう/A級戦犯、ではなく昭和殉難者といっしょに/東京裁判によってつくられた自虐史観に決別するために/あくまで分祀は許さないとの決意を表明するために/そして押しつけられた憲法を改憲し、戦争できる「美しい国へ」日本をするために/さあ、新首相といっしょに記念写真をとろう(注・なお撮影はA級戦犯にされかかった新首相の祖父である元首相にしていただきます)(2006/08/28)


第10回:暴力で封じ自由のない国へ
これぞ首相の8・15靖国参拝の/ひとつの成果といえよう/首相の参拝へのきびしい批判をしていた/加藤紘一議員の実家が放火された事件である/首相の中国や韓国への言いなりにはならないぞといった/ナショナリズムを煽るような言動も/その一因であろう/この民主主義の危機に/何も語らぬ首相、目をおおうマスコミ、/そして耳をふさぐ国民・・・/さあ、次はいよいよ/戦争できる「美しい国へ」の首相の/出番である(橋本勝)(2006/08/21)


第9回:靖国なんてないと思ってごらん
そこには国家などという/国民を、殺し殺される戦場へと/かりたてるものはない▼そこには英霊の勇壮な死なんてない/ジャングルの中、飢えの苦しみのあげくの/無惨な死があるだけ▼国家がする戦争を/美化し、おしすすめる/神社なんてないと思ってごらん▼人間の死後の世界まで/管理することで、国民を戦争にさそいこむ/靖国なんてないと思ってごらん(橋本勝)(2006/08/16)


第8回:アンネよ、人間はいまだに殺しあっているのです
  「人間の心は本来、善だと信じたい」これはナチの強制収容所で死んだ少女アンネが日記の中に残した言葉。第二次大戦中のナチス・ドイツによるホロコースト、無抵抗のまま殺されていった600万人ものユダヤ人。その無念の歴史の教訓から、戦後建国されたイスラエルは軍事強国の道を邁進。イスラエルの存在を危なくするものに対しては断固たる強硬策をとる。現在、イスラエルを敵視するヒスボラを攻撃すための、レバノンへの無差別爆撃も激しさを増すばかり、多数の子どもたちが犠牲になっている。20世紀の被害者が21世紀には加害者となる。暴力と憎しみの連鎖はとどまることを知らない。アンネの人間の未来への祈りに満ちた美しい言葉を、虚しいものにしてはならない。(橋本勝)(2006/08/07)


第7回:保安官の胸に輝く星を見てみろよ
  イスラエルのヒスボラ憎しによるレバノン攻撃は激しさを増すばかり、イスラエル軍の空爆は無差別爆撃の様相を呈し、一般市民を多数殺傷、さらに国連関係者にも犠牲が出ている。これには国際的にも激しい批判が浴びせられている。だが、世界の保安官を自負する米国はイスラエルを擁護。それにイランや北朝鮮の核にはあれほど神経をとんがらすのに、なぜかイスラエルの核にはアンタッチャブル。こんなダブル・スタンダードの保安官によって世界が取り締まられてはたまらない。(橋本勝)(2006/07/31)


第6回:12月8日と8月15日の間には
 A級戦犯が合祀された靖国には参拝しないといった昭和天皇の発言のメモが明らかとなった。これはわが漫画(第3回)の予言能力を証明することに。まさに首相の靖国参拝は“赤信号”。それでも自分の勝手でしょうという首相、思わず「この非国民!!」と怒鳴りつけたくなった。それにしても天皇の戦争責任という、日本の20世紀史の重大な課題を封印するわけにはいかない。12月8日の開戦から、8月15日の終戦の間に死んでいった無数の人々の叫びを、告発を忘れてはいけないと思う。(2006/07/24)


第5回:日本を本当に守る気があるのなら
▼北朝鮮が7発のミサイルを発射、日本中が震撼、その危機意識の高まりは、日米によって進む「ミサイル防衛」計画の実戦化を加速することになる。かくて日米のミサイルの支えられた日本列島よ、安心してお眠りということになるのだが……。▼やっぱり出てきた。敵がミサイルを発射してからでは遅い、発射準備の段階で敵基地を攻撃せよという勇ましい発言。まるで米国がイラクを攻撃した際の言い分を繰り返している様な日本政府の閣僚たち。専守防衛なんで甘っちょろいこと言うなかれ。“攻撃こそ最大の防御”「ミサイル攻撃」である。(2006/07/18)


第4回:米(コメ)より、北(ミサイル)がいい
偉大なる将軍さまの頭から/ドドンと発射/ノドンがドドン/テポドンがドドン/ミサイル連続発射で/将軍さまは大いばり/だけど/偉大なる将軍さまに/マインドコントロールされた/たくさんの人民たちはたまらない/偉大なる将軍さまはお太りだけど/人民たちはヤセ細る/それでも偉大なる将軍さまは/ドドン、ドドンと/ミサイル発射いたします(2006/07/10)


第3回:8月15日のサプライズ
小泉首相、最後のサプライズということで8月15日に靖国参拝をするという観測が高まっている。個人の心の問題と居直る首相。しかし強行すれば中国、韓国からの強い反発が予想され、日本の国益が大きく損なわれるだけでなく、アジアの平和と経済を危うくさせることになる。そして、その日がきた。靖国に歩みを進める首相の前に突然、信号機が出現し、「止まれ」の赤が点灯!! このサプライズを誰が演出したのか。一部の政財界の大物の画策か、米政府の意を受けた特殊機関の仕業か、戦場で無念の死をとげ英霊にまつりあげられた者たちの怨念によるものか・・・謎は深まるばかりである。(2006/07/03)


第2回:ありがとう9条!! 無事ニッポンに帰れます
 ブッシュ・アメリカが始めた無謀なるイラク戦争、小泉首相は人道復興支援の名の下に自衛隊を派遣、そして2年半を超える支援活動は多大なる成果!?をあげ撤収することになった。とても非戦闘地域とはいえないサマワで、1人の死傷者をださず、1発の銃弾も発射せずにすんだのは、日本が戦争放棄の憲法第9条を持っていればこそ。ということで帰国に際して、隊員たちが感謝の思いを込めて“9条”を胴上げしたことを、小泉さんはご存知かな。(橋本勝)(2006/06/26)


第1回:目には目を、首には首を
 人質の首を切り落としたり、無差別の爆弾テロの首謀者として悪名高きザルカウィが、米軍の空爆により殺害された。その戦果を誇るがごとく米国は彼の死に顔の写真を公開した。ベリタでの連載の第1回としてはなんとも残酷な作品となったが、戦争とはしょせん殺し合い、やっつけた“敵”の首をさらすというのは、古来より21世紀の今日まで、やられていること。戦争という人間の愚行を表現するためには、風刺漫画が残酷になるのも仕方ないか。(橋本勝)(2006/06/19)








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