2006年10月23日17時56分掲載  無料記事
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橋本勝21世紀風刺画日記

第19回:ホワイトハウスの地下にグアンタナモ収容所を移したら

 米政府が「テロとの戦いに欠かせない道具」と位置づける法が、10月17日にブッシュ米大統領が署名し、発効した特別軍事法廷の設置法。早く言えば、捕まえたテロ容疑者に人権などないというとんでもない法だ。 
 
 あの悪名高きキューバ・グアンタナモ米軍基地内の収容所で容疑者にやっていたことが、おおっぴらにやれるようになったということである。テロリストから情報を聞き出すためなら何をやってもいいというわけで、とうぜん拷問だってありだ。イラクのアブグレイブ収容で米軍のやっていた蛮行の再現もありうる。 
 
 ということで、いっそホワイトハウスの地下に秘密の収容所をつくって、ブッシュやラムズフェルドの直接指導のもとに容疑者の取り調べをやったらいかが・・・。かくて夜な夜な、ホワイトハウスの地下から人間の悲鳴やうめき声が漏れてくることになったのである。(橋本勝) 


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