2008年10月23日00時12分掲載  無料記事
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労働問題

ホテルと飲食店を自主運営して全員解雇とたたかう京品ホテル従業員 「ホテル1階の飲食店にてご飲食を!」を訴える

 ここ数日、メディアをにぎわしている東京・品川駅の京品ホテル閉鎖問題で、全員解雇の従業員を支援して活動しているフリーター全般労組は、同労組発行のメルマガで経営責任の追及と解雇反対・自主管理闘争への支援を呼びかけている。(ベリタ編集部大野和興) 
 
 京品ホテルは創業137年の老舗ホテルで、ここ数年は約8000万円の黒字を計上してきていた。しかし経営者は。今年5月8日に突然、ホテルの閉鎖と従業員全員の解雇が一方的に通告、10月20日付で従業員約130人を解雇した。 
 
  バブル期の新規事業の失敗などで、負債が50億円に膨れ上がり、リーマンブラザーズの子会社がその債権を他社から買い集め、「京品ホテルをまっさらにして差し出せば借金を棒引きにしてやる」と小林誠社長にささやいた、と、フリーター労組のメルマガはこの間の経緯を解説している。 
 
「小林社長は、事業の失敗のツケを、従業員の生活と命と引き換えでチャラにしようとしたのです」 
 
  24人の従業員が「東京ユニオン・京品支部」を結成、21日からホテルと1階にある直営の飲食店の一部で、自主管理・自主運営による営業を開始した。 
 
  同時に、解雇を不当として従業員の地位保全などの仮処分を21日に東京地裁に申し立てた。申立書によると同ホテルはリーマンブラザーズ日本法人子会社に約67億円の債務があるが(1)07年度に1億円弱の営業利益がある(2)廃業以外に民事再生法などの方法がある−−点を挙げ「解雇は客観的、合理的な理由がなく解雇権の乱用に当たる」と主張している。 
 
  労働者の自主運営・自主管理に対しては、会社側は「住居侵入にあたる」などとして従業員をホテルから追い出そうとしているとメルマガは報じている。リーマン子会社との契約で11月1日までにホテルを「がらんどうにして」明け渡せないと違約金が発生するため、今後労使の間で激しい攻防戦が展開されると見られている。 
 
  フリーター全般労組はメルマガを通し次のように呼びかけている。 
 
  メルマガ読者のみなさんも、この闘いをご支援ください!ホテルへの激励、リーマンブラザーズおよび子会社サンライズファイナンスへの抗議、また品川近辺にお越しの際はぜひともホテル1階の飲食店にてご飲食を! 


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