2008年12月31日20時09分掲載  無料記事
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橋本勝21世紀風刺画日記

第121回 さらばブッシュ、8年間の総括

大統領の任期もあとわずかとなったブッシュが 
イラクを電撃訪問し 
バグダッドでイラク首相と共に 
記者会見をしたのはいいが 
イラク人記者に「別れのキスだ、犬め」 
「夫を失った女性、親を失った子どもだちからの贈り物だ」 
という罵声とともに靴を投げつけられた 
ブッシュがテロとの戦いとやらで始めたイラク戦争の 
失敗がこの事件に端的に現れている 
この事件をヒントに 
ブッシュの大統領の8年問とはなんであったかを 
1枚の絵に凝縮してみた 
なんといっても衝撃的だったのは 
アブグレイブ刑務所での米兵によるイラク人収容者の虐待である 
なにしろその醜悪な現揚がバッチリ写真に撮られていたのだ 
その責任はあくまで現場の兵士たちにありとして 
おエライさんたちが罪に問われるようなことはなかったが 
ブッシュこそがこの事件の最高責任者であることは間違いない 
首輪をつけられた裸のブッシュがよっんばいにさせられている 
ブッシュの頭の上には靴がのっている 
その血まみれの靴にはイラクで死んだ 
アメリカの若者の無念の思いが込められている 
おそらくアメリカ史上最低の大統領となるだろう 
ブッシュ大統領ほど風刺漫画の対象として 
描きがいのある人物はいなかった・・・・ 
感謝と軽蔑を込めてこの絵をおくる 


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