2009年01月26日13時40分掲載  無料記事
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労働問題

京品ホテル、自主営業労働者を強制排除 東京地裁執行官と警官隊が力づくで

  経営者の都合で従業員を全員解雇した東京・品川駅前の老舗ホテル京品ホテルで、1月25日、自主営業を続けてきた従業員は強制排除された。東京地裁の仮処分決定に基づくもので、この日は未明から支援の労働者や市民がホテル前に集結、スクラムと組んで抵抗したが午前9時ごろ、動員された警官隊によって排除された。解雇された従業員は東京ユニオンに加入、解雇の無効を主張して東京地裁に地位確認訴訟を続けている。(ベリタ編集部:大野和興) 
 
  強制退去された後、東京ユニオン委員長は次のように語った。「京品ホテルが警察に暴力的に奪われてしまった。しかし京品ホテルの自主営業のたたかいが100日以上続いたことは新しい労働運動の新しい幕開けである。まだこれで終わりではない。不当解雇を撤回させる闘いはまだ続く」 
 
  また東京ユニオン京品支部の支部長は、「支援してくださったみなさん、全国のみなさんに感謝します。警察は人を守るものかと思っていたのに…腹立たしい。悔しい。しかし私たちはこれからも闘い続ける」と語っている。 


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