2009年05月05日08時46分掲載  無料記事
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橋本勝21世紀風刺画日記

129回 持てば持つほど欲しくなる 強欲の論理

1961年、34代の米大統領アイゼンハワーはその退任演説で 
アメリカの軍産複合体に対して警告を発した 
軍需産業の肥大化は国家を常に戦争を欲する 
戦争依存症の国家にしてしまうのである 
それから半世紀がたとうとしているがその病根は切除されることなく 
いや逆に増殖しているように思えてならない 
 
 
特にテロとの戦いを掲げ無謀な戦争に突き進んだ 
ブッシュ政権下でそれはいっそう顕著になった 
そして今、オバマ大統領は金と兵器まみれの国家からの 
チェンジを図るアメリカ 
金融資本主義の暴走がもたらした大不況 
だがその責任を取るべき金融会社のおエライさんたちが 
巨額のボーナスを受け取ろうとしたことに対して 
その強欲ぶりに厳しい批判が浴びせられた 
そしてオバマは、核廃絶を進めることを表明し 
イラン、北朝鮮などに対し敵視から対話路線への転換をはかり 
膨大な軍事予算の削減を目指すとしている 
アメリカは変わると思いたい・・・・ 
 
しかし、強欲は個人の資質、モラルに帰するものではない 
市場原理、新自由主義は人間の強欲さがあってこそ成り立つ 
儲ければ儲けるほど儲けたくなるのが、強欲の論理 
軍事で国を守ろうとすれば 
際限なく軍備を拡大したくなるのが軍事の本能、強欲というもの 
それに兵器商売ほど儲かる商売はない 
軍需産業こそ人間の強欲の最も悪しき具現化 
 
持てば持つほど欲しくなる 
お金と兵器の強欲複合体国家 
そんなアメリカに 
世界の運命も、左右されざるをえないのだ 


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