2009年12月26日13時21分掲載  無料記事
http://www.nikkanberita.com/print.cgi?id=200912261321026

反貧困

東京都の公設派遣村、「年末年始も受け付けます」

  東京都が実施する年越し公設派遣村は、当初12月28日以降は受け付けないことになっていたが、反貧困運動からの要請に答え、年末年始も受け付けることになった。また、受け付け条件も緩和され、利用しやすくなった。(日刊ベリタ編集部) 
 
  反貧困ネットの湯浅誠さんは「東京都は当初かなり厳格な要件を設定していましたが、それを実質的に『骨抜き』にさせてきた経緯があります。しかし、報道レベルではまだ「要件が厳しすぎる」との報道が続いています。心配しているのは、そうした報道を見て、申し込む前に「どうせダメだろう」と諦めてしまう人が出ることです」と述べている。 
 
  具体的には、以下のように運用される。都が用意した国立オリンピック記念青少年総合センター(渋谷区)で行う宿泊・食事付き総合相談の受け付けは、二十九日から来年一月三日も実施される。当初は二十八日までに受け付けた人しか泊まれなかった。希望者はハローワークで受付票をもらい、電話で予約すれば宿泊できる。 
 
  年末年始の受け付けは、29、30日は都内五カ所のハローワーク(池袋、大森、足立、八王子、新宿駅西口)で、31日から来年一月三日の間は新宿・歌舞伎町のハローワーク新宿。 
 
  オリンピック青少年総合センターでの受け入れは約500人を予定している。これを上回った場合は国に場所の確保を求めると同時に、これとは別に都として緊急対応として28日から都内のカプ 
セルホテルを当面、約百人分借り上げる。 
 
 以下のフリーダイヤルで予約の受け付けや電話相談などを受け付ける。 
 
 ●●年末年始に家がない! 
      緊急生活総合支援します●● 
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 
 
    フリーダイヤル 
 
    0120−874−505 
 
    年中無休 9時00分〜22時00分 
 
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 
 
  鳩山首相の呼びかけは以下で。 
http://www.youtube.com/MHLWchannel 


Copyright (C) Berita unless otherwise noted.
  • 日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
  • 印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。