2009年12月30日09時37分掲載  無料記事
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ロシアン・カクテル

(14)大晦日の夜、2人のDMは大忙し タチヤーナ・スニトコ

  これまでは、デード・モローズ(Ded Moroz、“霜お爺さんモローズ)”の家族としては孫娘である雪娘のスネグロチカ(Snegurochka)しか知られていませんでしたが、デード・モローズには従弟もいることがわかりました。その従弟とは、ロシアの現大統領であるドミトリー・メドベジェフなのです。 
 二人は名前のイニシャルが同じなのです:”DM” (Ded Moroz, Dmitrii Medvedev)。デード・モローズの従弟の人形には、サンクト・ペテルブルグにある人形ギャラリーの「デード・モローズと従弟」という美術展で会うことができます。 
 
 従兄弟同士である二人のDMの仕事の内容は似ています。新年の祭りにスピーチをしたり、人々からきた手紙に返事を出したり、訪問したりなどです。 
 
 大晦日の夜12時10分から従弟のDMによる大統領の教書 (新年の祝賀の言葉) はテレビで放送されます。その同じ頃、従兄のDM“霜お爺さんモローズ”も沢山のモミの木のお祭りでのお祝いのスピーチにとても忙しいのです。 
 
 手紙を書くこともこの二人の従兄弟であるDMの役目です。大人の人の中には、あたかも大統領が“霜お爺さんモローズ”であるかのように思って、大統領に奇跡を期待して手紙を書く人もいます。大統領のDMは本物の“霜お爺さんモローズ”のようにその望みをかなえたりかなえなかったりすることができるのです。 
 
 “霜お爺さんモローズ”の新しい従弟はシューバ(毛皮のコート)を着てはいません。スーツを着ています。美術展ではシャンパンのはいったグラスを持ってモミの木のそばに立っています。人形を製作したヴァルヴァラ・スキリプキナさんは、この人形は作るのがとても難しかったと言っています。「なぜならば、彼はごくありふれた顔つきでこれと言った特徴もあまりないので、製作するのはとても難しかったのです。」と言っています。 
 
 ヴェリキイ・ウスチュグの自分の官邸ですんでいる従兄のDMである“霜お爺さんモローズ”の政治家としてのキャリアは、新しい年を迎えるこの時期にピークにあります。 
 
 “霜お爺さんモローズ”はインターネットに自分自身のブログを持っています(http://www.TvoyDedMoroz.RU)。そこには、その他の多くことと一緒に、ロシアの国内の人々や海外在住のロシア人たちのための霜お爺さんモローズの新年の挨拶の言葉 (http://www.dedmoroz.us/node/46)が載っています。その祝賀の言葉の内容は不思議なことに大統領の新年の教書に似ているのです。しかし、そのことは別に驚くにあたりません。なぜなら二人は従兄弟同士なのですから! 
 
 “霜お爺さんモローズのDM”と“大統領のDM””は二人とも新年の祝いの主役です。それで、もし“霜お爺さんモローズ”が2012年の来たる次期大統領選挙に立候補すれば、選挙に勝利するチャンスは大いにあると考えている人もいます。(つづく) 


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