2010年03月10日10時24分掲載  無料記事
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政治

民主党公認で参院選出馬 北朝鮮へのスパイ投入を唱える「予備役ブルーリボンの会」副代表矢野義昭氏

  3月3日に与党民主党が発表した今夏の参院選候補者で、元陸将補で「予備役ブルーリボンの会」副代表の矢野義昭氏が、民主党公認で比例区から出馬することが分った。「予備役ブルーリボンの会」は、特定失踪者問題調査会代表の荒木和博氏が代表する予備自衛官の団体。拉致被害者救出を目的に、北朝鮮へのスパイと自衛隊の投入の「必要性」などを訴えている。(村上力) 
 
  元陸将補の矢野義昭氏は民主党公認で比例区から出馬する。同氏は東京・小平市の防衛学校で副校長を務めるなどの経歴があり、一部では民主党の自衛隊票獲得のためと見られている。 
 
  また、矢野義昭氏が副代表をしている「予備役ブルーリボンの会(代表荒木和博氏)」は、予備自衛官の拉致被害者救出運動団体。2008年末に退官し、北朝鮮への”軍事制裁”を主張している元航空幕僚長・田母神俊雄氏も顧問として参加している。同会は昨年12月6日に、連合傘下の有力労組である自動車総連や日産労組などが入る「ゆうらいふセンター」にて講演会を行い、北朝鮮へのスパイや自衛隊の投入の「必要性」を訴えていた。 
 
  なお、民主党選挙対策事務局は、「民主党が公認する限り、(候補者は)民主党の政策に従うことを認めている」としている。 


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