2010年08月01日13時09分掲載  無料記事
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労働問題

女性ユニオンが緊急カンパの訴え  貧困化が働く女性とその組織を直撃

  15年前、女性による女性のためのユニオン」として活動を開始した女性ユニオンが活動継続を危ぶまれる深刻な財政状況に陥り、緊急カンパを求めるお願いを発している。発足以来同ユニオンはさまざまな困難と問題を抱える女性の労働現場に寄り添い、一万件を超える労働相談を行い、問題を解決してきた。女性をめぐる雇用、労働条件をめぐる状況は一層深刻さを増している今、同ユニオンへの相談は増え続けている。以下、女性ユニオンからの訴えを紹介する。(日刊ベリタ編集部) 
 
2010年7月27日 
各 位 
女性ユニオン東京 活動維持のための緊急カンパのお願い 
女性ユニオン東京 執行委員長 井出志保 
 
  猛暑の中、皆さまに、緊急に切実なお願いをいたします。 
  女性ユニオン東京は、1995年3月19日、「女性による女性のためのユニオン」として活動を開始しました。その結成宣言は、「お金も時間もない女性たちが、活動を続けることは試練だけれど、ユニオンの存在を広げよう、ファイト女たち!」という呼びかけで締めくくっています。それから15年、共に力を合わせてユニオン活動を積み上げてきたことは、女性たちの力として誇れることだと思っております。 
 
  しかし、現在女性ユニオン東京はこれまでにない厳しい財政状態に直面しており、事務所を維持し、活動を継続していくために、緊急に資金援助のカンパを広く呼びかけなければならない事態となりました。 
 
  結成当時は、どこからの資金援助もなく、全国一般(当時の上部団体)の事務所に間借りして出発しましたが、すぐに書類の置き場もないほど手狭になり、多くの女性たちのカンパによってこの代々木に事務所を開設することができたのです。女性だけで維持するのは困難だろうという上部団体の「助言」は見事に裏切られて、結成からの15年間、実数だけでも10000件以上の労働相談を受け、その解決に女性たちの力だけで取り組んできました。さらに、どの組織でもいずれは直面する世代交代の試練に2006年から取り組み、新しい世代がユニオンの執行委員会を担っています。 
 
  その一方で、残念なことに女性の雇用環境は悪化の一途をたどっています。労働時間の規制緩和、派遣労働の解禁など、多くの労働関連法の規制緩和が進行し、今や女性の半数以上が非正規雇用です。働く女性の地位向上を掲げている私たちとしては阻止しえなかったことに忸怩たる思いがありますが、女性の非正規雇用化の現実は女性ユニオンを直撃しています。ユニオン活動の財政基盤となる組合費の支払いが困難というメンバーが増加し、組合員が減少する一方、カンパも以前ほど寄せられることがなくなり、ユニオン財政が急速に悪化してきたのです。 
 
  しかし、女性ユニオンへの相談の電話は鳴り続いています。働く女性の厳しい状況のもとで、日々雇用問題に取り組んでいます。女性の雇用環境の悪化は、女性ニオンの必要性を高めているのです。しかし、その働く女性の厳しい状況が、またユニオン財政を直撃しているのです。 
 
  現在、事務所の家賃や運営費、有償スタッフの賃金などを支払うと、毎月約20万円の赤字となってしまいます。もはや、私たちの力不足というだけでは解決できないこの局面を何とか年内に打開して財政基盤を確立し、働く女性たちの手で女性ユニオン東京の今の事務所を維持し、活動を継続してくことができるように多くの女性たち、女性ユニオン東京に心を寄せてくださる方々に広く緊急カン 
パを募りたく、呼びかけをさせていただきます。緊急事態ですので、まずは8月末までに100万円集めることを目標に、皆様のご協力を得たいと思っています。多くの方たちに女性ユニオンの重要性を理解していただき、女性ユニオンを財政的に支えてくださるよう、切にお願いいたします。 
 
  上記訴えに、ご賛同いただけましたら、お名前を記入し(もちろん匿名でもかまいません)、「事務所維持・活動支援カンパ」とお書き添えいただき、下記の口座番号に振り込んでいただけますでしょうか。また、お知り合いの方たちにも声をかけていただけると大変うれしいです。 
 
  みなさまのご支援を心よりお願いいたします。 
 
振込先 郵便振替口座 00160-9-23268  女性ユニオン東京 
お名前(匿名でも可) 
ご連絡先 ご住所 
電話番号 
Eメールアドレス 


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