2011年02月04日00時20分掲載  無料記事
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中東

市民グループが「2.5 緊急エジプト大使館行動」を呼びかけ

  市民グループによる「緊急エジプト大使館への行動」が呼びかけられた。2月5日、午後。この日はエジプト人留学生も大使館前で抗議行動を起こす予定。(日刊ベリタ編集部) 
 
《呼びかけ》 
 
  エジプトの民衆は30年続いたムバラク独裁政権の即時退場を求める運動に立ち上がりました。 
  1月25日以来、急速にエジプト全土に広がった自由・民主主義・人権を求め失業・物価高・貧困に抗する運動を、ムバラク政権の警察部隊は厳しく弾圧し、すでに百数十人の死者が出ていると報じられています。 
 
  しかし、エジプトの人びとはさらに「ムバラク即時退陣」の声を強め、2月1日には全土で100万人もの人々がデモに参加しました。追い詰められたムバラクは、9月の大統領選挙には出馬しない、との声明を発表しました。しかしカイロの広場を埋めた民衆の多くは、「私たちの求めていたのは即時退陣だ」と、強く批判しました。 
 
  翌2月2日、明らかに政権の側が組織したとしか思えない「大統領支持派」が、広場を襲撃し、7人が死亡し数百人が負傷するという惨事が起こりました。ムバラク政権は、自ら作り出した「混乱」を利用して暴力的な巻き返しを強め、政権にしがみつこうとしているのではないでしょうか。 
 
  イスラエルのパレスチナ占領に協力し、莫大な軍事援助を米国から得ていたのがムバラク体制でした。 
 
  私たちは、今こそ「ムバラク政権即時打倒」を訴える民衆に対する血の弾圧を許さず、民衆自身が自らの手で自由をかちとろうとする闘いに連帯したいと思います。 
 
  エジプトでは現地時間の2月4日には、再び多くの人びとが「ムバラク即時退陣」を求めて集会・デモを計画しています。 
 
  私たちは2月5日(土)午後に東京都目黒区のエジプト大使館前で、「弾圧反対・独裁者は去れ」の声を上げることを皆さんに緊急に呼びかけます。なおこの日は午前中からエジプト人留学生の方々が、大使館前で抗議行動を予定していると聞いています。そうした留学生とつながることができれば幸いです。 
 
  皆さんそれぞれのメッセージ、申し入れ文、プラカードなどを持ち寄って集まってください。 
 
集合日時:2月5日(土)午後2時 東急東横線「代官山」駅(渋谷から1駅・急行は停車しません)正面口改札前 
 
呼びかけ 
国富 建治(反安保実行委員会) 
杉原 浩司(核とミサイル防衛にNO! キャンペーン) 
 
連絡先:090−1705−1297(国冨) 


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