2011年02月22日08時55分掲載  無料記事
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沖縄/日米安保

沖縄・高江の米軍ヘリパッドの建設阻止を! 東京での抗議集会で2名が不当逮捕

  2月20日午後、東京で「高江にヘリパッドを造らせるな!沖縄に基地はいらない!〜アメリカ大使館デモ〜」が行われた。沖縄県東村高江は沖縄本島やんばるの森に囲まれた人口160人の小さな集落。その集落を囲い込むようにして6つの米軍ヘリパッド基地建設が進められている。やんばるの森は天然記念物のヤンバルクイナやノグチゲラほか固有種や絶滅危惧種など生物多様性に富んだ森だが、その自然環境を破壊しての工事が現在毎日進められている。(加藤〈karibu〉宣子) 
 
 沖縄北部の東村高江で建設が進められている米軍ヘリパッド基地に抗議する集会と新橋駅前からアメリカ大使館に向けてデモが計画されたが、公安委員会が強制的に変更を指示。新橋駅前は警察側の放送と、集会主催者側の音声で騒然となった。しかし予定通り新橋駅前SLひろばで集会は行われ、その後デモではなく200名が歩道を歩いてアメリカ大使館に向かった。 
 
 アメリカ大使館から少し離れたJTビル前で、警察が移動を阻止、小競り合いが起きた際、2名が不当逮捕された。その後、6名が要請文を持ってアメリカ大使館に向かったが、アメリカ大使館は受け取らなかった。参加者はアメリカ大使館と取り囲む警察に対し「高江にヘリパッドはいらない」「辺野古に基地はいらない」「安保はいらない」「仲間を返せ」と声を上げた。 
 
 高江から戻ったばかりの参加者は「沖縄の人たちが作る側と反対する側の二つに分裂させられている。話し合うことで解決する方法を探っていかねばならない」と発言した。 


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